復活祭(ユリウス暦の教会)をあすに控え(キリスト教の1日は日没から日没までなので)、本日は
「眠りの聖像」です。
これはハリストスが十字架から取り下ろされ墓におさめられたことを記憶する奉神礼です。
そして、今宵には
十字架行が行われました。
これは「眠りの聖像」を担いで聖堂の周囲を回る奉神礼です。
「眠りの聖像」についてはこちら、函館ハリストス正教会 » FAQ
「眠りの聖像」はロシア語で「плащаница(プラシャニーッツァ)」と呼ばれます。十字架に掛けられた主ハリストスが、葬りのために十字架から降ろされ、横たわった姿を現したイコンです。聖大金曜日(復活祭の三日前。主ハリストスが十字架に掛けられたことを記憶する日)の晩課というご祈祷の中で聖堂の真ん中に安置されます。通常白い生花で飾ります。復活祭の夜、夜半課というご祈祷の中で、聖堂の真ん中から至聖所に移されます。主は復活し、私たちの目の前に既にその姿は見えません。マグダラのマリヤが香料を携えて主の墓に行った時に、その墓の中に既に主の体が無かった状態を表しています。復活祭の十字行はマグダラのマリヤたち(携香女たち)が香料を携えて主の墓に行く姿を現しています。
至聖所に移された「眼りの聖像」は復活祭後40日目の主の昇天祭まで至聖所の宝座の上に在ります。
主ハリストスの「眠りの聖像」に準えて、ロシアには生神女マリヤの「眠りの聖像」も在ります。生神女就寝祭(生神女マリヤが眠られた日を記憶する。新暦8月28日)に用いるものです。
ロシアでは「眠りの聖像」を掲げて十字行を行う時、「眠りの聖像」が通る道に生花を絨毯のように敷き詰めることがしばしばあります。
(http://orthodox-hakodate.jp/faq
)より
いよいよあすです。