中国が軍事費を増大させるわけ | andrewさんのブログ

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中国の軍事増強、凄まじい勢いです、拙ブログおなじみВасилий Кашин(ワシーリー カシン)氏の評論です。


以下、The Voice of Russia より転載


中国が軍事費を増大させるわけ


中国は2015年の国防予算を12.2%から10.1%に削減する意向だ。ただし、国防への支出の成長率はGDP成長率を上回っている。以下、戦略技術分析センターのワシーリイ・カシンの評論をお届けする。


中国でなぜ経済より速く軍事費が増大していくのか。それは1980年代・90年代、中国が軍事部門で膨大な負債を溜め込んだこと、90年代も終わりごろになると、そのつけを払わされるようになったこと、によって説明される。


80年代初頭から90年代末にかけて、中国はその国家資本を山積する経済問題の解消に集中した。一方で国防問題は、それまで数年または数十年の間に培った潜在力に頼ることにした。


たしかに、軍事製品の開発と製造で成功を収めた中国軍は。地上軍については毛主席存命中に開発・製造された遺産が数多く残され、空軍については80年代から90年代初頭にかけての旧式な戦闘機が数多く残されていた。


これら兵器を今こそ一新しなくてはならなくなった?それは軍事費の急増の理由の全部ではない。人民解放軍の近代化プロセスにおいて兵器に勝るとも劣らない重要性をもつのが、訓練用設備とか、就業環境の改善とか、高等教育機関修了者の軍への呼び込みといった問題である。


後列の保障も手厚くなる。軍人の居住・生活環境も改善されるし、賃金も引き上げられる。この間中国社会は大きく進歩した。軍はその歩調に合わせた待遇を保障しなければならない。さもなければ中国軍は弱体化あるのみである。貴重な技術や知識を有する将官の賃金や職務環境は、一般労働市場で提示されている条件に、少しでも合致していなければならない。訓練も激しくかつ複雑になっていっており、先進国の水準に到達しつつある。


あれだけの経済的繁栄を成し遂げた中国が、いつまでも60年代の技術を用いた、50年前の水準の軍隊に留まっているなどとは、考えないほうが賢明だ。数十年分の後れを取り戻すには、費用がかかる。それが完遂されない間は、軍事費は加速度的に成長するだろう。世界経済に占める中国の規模と役割を考えれば、中国が将来的に世界最強の軍事力を手にし、全地球的軍事プレゼンスを持つようになることは必至だ。


以上、転載終わり


続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2015_03_06/283226581/


Понятно(なるほど)…


「世界経済に占める中国の規模と役割を考えれば、中国が将来的に世界最強の軍事力を手にし、全地球的軍事プレゼンスを持つようになることは必至だ」


これ、怖いですね、周辺国はたまったものではありません。