中国航空兵力に関する中国マスコミの記事です、なかなか…、まとも。
以下、サーチナニュースより転載
中国航空兵力に問題山積み点戦闘機「開発難航」、爆撃機・輸送機「目算立たず」、空母あるも「艦載警戒機なし」(http://news.searchina.net/id/1558620?page=1
)
中国の情報サイト「騰訊新聞」は19日、「中国の航空兵力は艱難の10年を迎える」と題する文章を発表した。同文章は、新型戦闘機は開発が滞り、爆撃機や輸送機は新型機の目算が立たず、中国は航空母艦を保有しているのに、艦載できる固定翼早期警戒機は存在しないと指摘した。
文章は、中国空軍と海軍基地所属の航空部隊が保有する軍用機のうち、800機は現代的戦闘の作戦に利用が可能と説明。「1996年の台湾海峡危機の時と比べれば、天地の差」と主張した。
一方で、旧式戦闘機が現在も700機あると紹介。中国の航空産業の現在の能力からすれば「努力すれば、5-10年以内に旧式戦闘機をすべて新型機に変えることは、さほど大きな問題ではない」と主張。ただし問題は、「旧式の700機をどの機種に変えればよいかだ」と指摘した。
中国はJ-10B(殲-10B)、J-11を投入しているが「どちらも3.5世代戦闘機として理想的ではない」と指摘。さらに、ステルス性を供えたJ-20については今後5-10年内に配備が始まると予想した上で、「量産されるとは思えない」との考えを示した。
J-10B、J-11についてはエンジンの問題により実際には第3世代戦闘機に過ぎず、F-35の配備を予定している米国に比べれば、中国のJ-10B、J-11は「配備されるのと同時に旧型機」との考えを示した。
同文章は、中国の戦闘機開発にとって最大の問題となるのが「高性能の国産エンジン」と指摘。まずは力をいれるべきはエンジン開発の加速であり、J-10、J-11に新型エンジンを搭載して、せめて3.5世代戦闘機の力を持たせるべきと主張した。
大型爆撃機については、中国は約150機のH-6H(轟-6H)に加え、機数は不明だがH-6Kを保有していると紹介。しかしH-6はベースになったのはソ連が1950年代に開発したTu-16(ツポレフ16)であり、「ベースそのものが、非常に遅れた機体」と論じた。新型の大型爆撃機開発については「目算なし」とした。
大型輸送機については、これまでソ連/ロシアの航空機を購入してきたと指摘。主力であるIl76(イリューシン76)は、ロシアやウクライナから中古機を2機、3機というように少しずつ買っているが「このような状況では、人道主義の救援任務だけで、わが軍のIl76は手一杯になる。戦時にはどのようにやりくりするのか、想像すら難しい」と主張した。
中国は大型輸送機のY-20(運-20)を開発中だが、搭載を予定しているエンジンのWS-20(渦扇20)は開発がまだとして、文章はロシア製のD-30KP-2エンジンまたは国産ならばWS-18シリーズを投入することで、Y-20を早期に投入すべきだと主張した。
なお、同文章が「国産」と説明したWS-18は、ロシアのD-30KP-2のコピー品との見方がある。
文章は早期警戒機などの問題についても言及した。特に、航空母艦「遼寧」に搭載できる固定翼の早期警戒機がないことを問題視。遼寧は現在、大型の早期警戒ヘリを搭載しているが、「早期警戒ヘリの作戦能力が、固定翼機と同列に論じられないのは明白」と主張した。(編集担当:如月隼人)
以上、転載終わり
詳しくはこちら、腾讯网(http://news.qq.com/a/20150119/057280.htm
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いろいろ書かれていましたが、やはりエンジンの問題抱えているようですね。
これだけは今日明日というわけにはいきませんから…
ロシアがどれだけ手を貸すかでしょうね。
また、空母艦載用の早期警戒機ですが、これは“STOBAR(Short TakeOff But Arrested Recovery)”なんだからしかたがない話。
ソ連の空母運用を考えればよいのですが…
ソ連の空母運用法は平時は見せびらかし、そして有事は「北海侵入阻止」装備。
早期警戒機は地上から…、と考えていたようです。
中国は米のように使いたいんでしょうね。