"omnes viae Romam ducunt(すべての道はローマに通ず)"ではないですが…
以下、朝日新聞より引用
奈良で出土の皿、ローマ帝国から? 化学組成ほぼ一致(http://www.asahi.com/articles/ASGCD3C6RGCDPOMB001.html
)
奈良県橿原市の新沢千塚(にいざわせんづか)古墳群(国史跡)の126号墳(5世紀後半)で出土したガラス皿の化学組成が、ローマ帝国(前27~395年)領内で見つかったローマ・ガラスとほぼ一致した。東京理科大の阿部善也助教(分析化学)らの蛍光X線分析で分かった。国内の古墳出土品のガラス器がローマ伝来と科学的に裏付けられたのは初めて。
126号墳から皿とセットで出土した円形切子(きりこ)ガラス括碗(くびれわん=口径約8センチ、高さ約7センチ)の化学組成も、阿部さんらの分析でササン朝ペルシャ(226~651年)の首都、クテシフォンの王宮遺跡「ベー・アルダシール」で見つかったガラス片と同じと判明している。遠方の起源の異なるガラス器が5世紀の日本に伝来したことを示すもので、幅広い東西交流の実例として注目されそうだ。
皿は口径14・1~14・5センチ。透明な濃紺色の高台のある平皿で、表面に鳥や樹木などに復元できる絵の痕跡がある。東京国立博物館が所蔵し、国の重要文化財に指定されている。
以上、転載終わり
5世紀後半ですよ…
その頃からユーラシアの西と東が繋がっていたんですね…
すごいですね。
で…
日曜日に教会で行われる「聖体礼儀(カトリックではミサ)」。
これ、形が出来たのは4世紀ですので…
新沢千塚古墳の頃はもちろん、卑弥呼の頃からずーと同じです。
これもすごくないですか。
で、5世紀後半にガラス皿がローマからはるばる来ているということは…
自然に考えると…、そうですよね。