中国、インド洋までちょっかい出しているんですね。
拙ブログお馴染み、分析戦略技術センターのヴァシーリー カシン(Василий Кашин)氏です。
以下、The Voice of Russia より転載
中国の原子力潜水艦の長距離航行は何を意味しているのか?
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、中国の原子力潜水艦のインド洋における長期パトロールについて、中国の潜水艦隊の専門技術の向上と、自信の高まりを証明していると報じた。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、中国のインド洋パトロールは、2ヶ月以上延長された。分析戦略技術センターのワシリー・カシン専門家は、中国の原子力潜水艦隊は、航行期間をさらに延長することも可能ではないかとの見方を示している。
例えば、091型原子力潜水 艦の403号艦は、100日以上にわたる航行を成し遂げた。マスコミの報道によると、093型原子力潜水艦は、マラッカ海峡を通過し(これについて中国国防省は、外国の軍当局に事前に通知した)、その後、長期にわたって密かにインド洋に留まった。093型原子力潜水艦は、魚雷や巡航ミサイルの搭載が可能。長期間にわたってインド洋で密かに活動できる中国の潜水艦隊の能力は、インド艦隊にとって深刻な問題となる。インドは自国のASW部隊への投資を拡大し、機器を追加したり、自国の海軍基地を、潜水艦から防衛するためのより効果的なシステムに注意を払うことを余儀なくされる。中国の原子力潜水艦の活動範囲の拡大は、米国にとっても大きな問題だ。危機的な時期に、中国の原子力潜水艦がインド洋へ派遣された場合、中国の原子力潜水艦は、緊急に大西洋から太平洋へ移動させられた米軍を脅かすだろう。米国はこのような脅威に対抗できるが、そのためには、同海域で非常に強い軍部隊を展開させなくてはならない。
もちろん、中国の原子力潜水艦の技術水準は、ロシアや米国の最新の原子力潜水艦には及ばない。しかし中国は、大規模な投資によって、徐々にその差を縮めている。
現在、中国の原子力潜水艦の長期航行の数が増えている。中国の原子力潜水艦の技術は最高水準ではないかもしれないが、中国は経験を積み、経験豊富な潜水艦の乗組員を育成することができる。これは、強力な原子力潜水艦隊をつくる際に、技術の向上と同じくらい重要なことだ。
以上、転載終わり
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_10_30/279425928/
インド洋、たぶんそのうちアラビア海を押さえられたら…、日本にとってまずいことに…
が、ロシアが日本に石油、天然ガスの売り込みを行っていることを考えると…
まあ、どちらにしても日本にとってはまずい展開に…