ロシアが水素製造工場が建設中です…
以下、The Voice of Russia より転載
水素自動車は「国民車」となるか?
ロシア東部、北極圏に近いマガダン州に、ロシアで初めての液体水素製造工場が建設された。このプロジェクトは、ロシア企業「ロスギドロ」と「東部エネルギーシステム」そして日本の川崎重工(Kawasaki Heavy Industries)が協力して立ち上げたものだ。現在3社の代表らは、州政府と共同で工場の建設現場を選定中で、建設は、今年度中に行われる必要な計画がすべて完了し次第、スタートする。最初の生産品は、2017年に出荷される見込みだ。
「ロスギドロ」のエレーナ・ヴィシニャコワ広報局長はインタビューに応じ「ロ日プロジェクトの優先課題の一つは、生産する際、エコシステムに危険を及ぼさないことだ」と指摘し、次のように述べた―
「このプロジェクトは、大気中にСО2を放出することなしに、液化水素を生産できる点がすばらしい。このプロジェクトに関する合意に調印がなされたのは昨年の事で、今ではもうマガダン州に総合生産施設を建設する問題の検討に着手している。工場のために電力を供給するウスチ-スレドネカンスカヤ水力発電所の建設も終わろうとしている。川崎重工は、液体水素製造・保管領域の技術や今後有望な製品開発のノウハウを提供してくれるだろう。
工業分野で液体水素が、かなり積極的に利用されている事は、よく知られているが、ロシアで生産される液体水素は、世界の生産量のわずか1割に過ぎない。液体水素の大部分、およそ70%は、石油化工、そして化学、ロケット製造産業で使用されている。
今回のプロジェクトは、非常に将来有望で、かつ有益だ。なぜならマガダン州で最も巨大で、環境面からも最もクリーンな工場の一つになるからだ。このプロジェクトは、この地区の産業の発展を後押ししてくれるだろうし、我々と日本との関係発展を促すものになるだろう。」
第一段階での工場の供給能力は、一昼夜10tである。しかし工場がフル稼働すれば、その量は一昼夜300トンまで増える。今後に目を向けるなら、水素技術は最先端を行くものになるだろう。なぜなら、水素は大気中に酸素は水中に、自然エネルギー源として実際上、無限に存在するからだ。しかし中には、こうした見方に懐疑的な専門家もいる。保管そして輸送の際、爆発の危険があるというのだ。
そんな人達への挑戦を試みたのが、他ならぬ日本の最大手自動車メーカーToyotaだった。同社は近く、燃料電池車(FCV;水素を使った発電で走り水しか排出しない)を市場に送り、それにより大規模なスケールで、その生産分野での旗頭になると約束している。ましてFCV分野では、今のところ、競争相手もそういない。試験車シリーズは、もう来年2015年にも、お目見えとなる。最初の燃料電池車は、価格の点で恐らく「国民車」とはならないだろう。しかし、この問題は今後解決されてゆくと思われる。もし実験が成功した場合、マガダンの液化水素は、まさにちょうど良い時に市場に届けられる事になるのだ。
以上、転載終わり
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_06_21/273781501/
水素自動車、2つありますね、現在のエンジンの燃料として使うのと記事にあった「燃料電池車」。
前者はBMWが市販していましたがいまはどうなのでしょうか。また、ロータリーエンジンが適しているとしてマツダも研究したのですが、どうなったのか…。
で「燃料電池車」、一時騒がれました、「ホンダ・FCXクラリティ」は市販されましたから。
原理は搭載している「水素」と空気中の「酸素」で「電気」を起こしモーターを駆動するもの。
完全な無公害です。
モーターショーを見てる感じでは最初は「燃料電池」でその後は「電気自動車」という流れのように思います。
「燃料電池」より「電池」の開発の方が先行しているようにみえます。
さて、未来の自動車…、どちらが主流になるか。