ソ連時代を考えると…
以下、The Voice of Russia より転載
ロシアの自動車産業は輸出に向けて発展を続けている。会計コンサルティング会社のKPMGがそのような結論に達した。
昨年度実績でいえば、ロシアからの自動車輸出は15万台をすこし切るレベルだった。しかし近いうちに、100万台に到達する可能性もあると専門家らは指摘している。一部の専門家らは、5年以内にそうなるとしている。
アフトスタト社のセルゲイ・ウダローフ副代表は、次のように指摘している。
-ロシア自動車産業の輸出ポテンシャルがあることは、その生産能力が国内需要を大幅に上回るのを背景としたものです。ロシアのメーカーは輸出を伸ばすことを目指しています。いまや、有望な市場にさらに打って出るための準備が進んでいるといえるでしょう。
昨年、ロシア国内の普通自動車販売は260万台だったが、生産能力は300万台レベルだ。つまり輸出を伸ばすことが必要になってくるわけだ。アフトワズ社は昨年、「ラーダ」約8万台を海外に輸出し、10%近くの成長を見せた。またガズ社のマイクロバスである「ガゼル・ネクスト」も有望な輸出商品だ。またカマス社のトラックも輸出に向けて準備している。
またロシアに進出している海外メーカーも、すでにロシアで組み立てられた自動車を海外に輸出している。日産はダットサンの名前で輸出を計画している。トヨタもロシアにおける生産を二倍に増やすと発表している。トヨタはすでにロシア製自動車をカザフスタンおよびベラルーシに輸出している。
以上、転載終わり
詳しくはこちら、VOR(http://rus.ruvr.ru/2014_02_11/Rossijskij-avtoprom-million-na-jeksport-9561/)
ソ連時代はチャイカ、ジル、ボルガ、ラダなんてのがありました。
チャイカとジルは政府(共産党高官)の車。
庶民(?)はボルガやラダ。
それも納車に10年、20年待ちは当たり前。
だから新しいのを出す必要もなく、工場では“ノルマ”を守っていればOKという日本などではありえない世界。
街で「車持ってる?」と聞いたら「ありゃ、政府のだ」なんてのもありました。
そういえばモスクワで、(当時は交通渋滞などはありません)一斉に信号が変わり道路に警官が並ぶと「ジル」は猛スピードでクレムリンに入っていきました。
いまやモスクワは世界でもトップクラスの渋滞が起きているとか…、時代は変わる、ですね。