我が街(市)にある4世紀前半の神殿か倉庫とみられる大型建物群跡が発掘された秋津遺跡から弥生時代前期(約2600~2400年前)の保存状態の良い玄米が見つかりました。
以下、奈良新聞より転載
弥生時代前期の玄米 - DNA分析など期待/御所・秋津遺跡
御所市の秋津遺跡で、弥生時代前期の水田跡から当時のものとみられる玄米がいい保存状態で出土していたことが21日までに、県立橿原考古学研究所の調査で分かった。
同時期の米は各地で見つかっているが、黒く劣化して分析不可能なものや、生育した水田が不明なものがほとんど。共同研究者で京都大農学研究科の稲村達也教授(栽培システム学)は「成分やDNA分析、水田調査を通じて当時の稲作の実態解明につながる」と期待している。
研究所によると、大きさは約4ミリ。昨年11月、弥生時代前期の水田の耕作土から米11粒がまとまって見つかった。もみ殻はなく、一部は胚がついた玄米の状態だった。胚からDNAを抽出して分析し、当時の米の品種を調べるほか、水田の水環境や栄養環境も調査し、当時の水田の生産性の解明につなげるという。
同遺跡では、過去に縄文時代のノコギリクワガタがほぼ完全な形で出土。周辺は過去の洪水で泥や、れきが堆積しており、保存に適した環境が保たれていた可能性がある。
以上、転載終わり
詳しくはこちら、奈良新聞(http://www.nara-np.co.jp/20140122142007.html)
この秋津遺跡で注目なのは古くから人が住んでいた、というのもありますがやはり4世紀。
神殿か倉庫あとが発見されましたが、それと同時に祭祀用とみられる“馬”の歯なども出土しています。
魏志倭人伝によると3世紀の邪馬台国には馬はいませんでした。
が、4世紀の秋津には馬がいたと思われます。
約百年の間になにがあったのか。そして次の百年でヤマト朝廷を迎えます。
この200年間、すごいと思いません。