MAKS-2013 | andrewさんのブログ

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今月27日から9月1日までロシアで行われる国際航空宇宙展「MAKS-2013」。


それについて The Voice of Russia のИлья Крамник (イリヤ クラムニク )さんの署名記事です。


以下、転載


航空機が誕生して最初の1世紀、その発展はスピード、飛行距離、高さ、飛行時間、機体の積載貨物量の記録を伸ばすことに集中して行われてきた。そうした達成のほとんどは1960-70年代に出尽くされ、その後記録をめぐる競争は著しく低下した。その代わり機体だけでなく、構造コンセプトの耐用年数も急激に伸びた。だが、こうしたなかでも航空機の進歩は止むことなく、その顔も大きく変わった。機械の改良はプラントを開発し、現在あるシリーズにより省エネ型のエンジンを搭載し、新素材を使用することで機体の重さを軽くすることとともに進んだ。


ここ数十年で最も大きなブレイクスルーに数えられるのは無人飛行機の開発だろう。機体から人間をはずすことで、多くの意味でパイロットの命と労働能力を守るために必要だった機体のサイズと重さが軽減された。こうした一方で、空飛ぶロボットにすべてを預けてしまうわけにはいかない。電子戦が拡大する時代には、電子戦部隊をはじめとする発達した軍隊を持つ国との交戦において、無人飛行機などに絶対的な信頼を寄せることはできないからである。


これが理由となって有人飛行機の改良も続けざるを得ない。最新のエレクトロニクスや、あらゆるスペクトルの課題を解決することのできるユニバーサルな軍用機によって可能となっている。こうした課題は以前は数クラスの機械が集まってこなしていたものだった。

こうした進化はひとつのシリーズのなかに見ることができる。たとえばT10がそうだ。地上での戦闘はほとんど行うことのできない戦闘機SU27からは、対空対地に両用できるSU30MKI、SU30SM、SU35Sが誕生している。それだけではない。ソ連製のSU27は刷新され、SU27SMになり、同じような可能性を手にしている。


MAKSではこの伝説的なシリーズの最初の1機から今日の最新機までの進化の歩みを見ることができる。歴史はこれにとどまらない。全体から見ると、T10シリーズの機体は少なくともこの先20年は存在し続けるだろう。現在の航空機の耐用年数を考慮すると、SU30、SU35の最新モデルであり、1981年SU27シリーズの土台となったT10Sの改良型のプロットタイプT10は、1977年に行われた最初の飛行から100周年を祝うことは十分に可能だろう。


だが、最新航空機の多様性は今現在すでに見られる。40-50年代の境目に設計されたTU95が空を飛ぶ一方で第5世代の戦闘機T50も活躍しているからだ。TU95の設計が開始されたとき、今日の年金生活者の大半は小学校にも上がっていなかった。だがT50シリーズの最後の一機が老朽化からはずされるときには、今日の小学生の多くにはすでにひ孫が育っているにちがいない。


以上、転載終わり


詳しくはこちら、The Voice of Russia(http://rus.ruvr.ru/2013_08_13/photo-MAKS-2013-jevoljucija-uhodit-vnutr-8663/


幕開けはSu-27、ミグ29、Mi-28Nだそうです。


見てみたいものです。