奈良県の県紙、奈良新聞に掲載されている社説です。
題は「戦争の歴史に学べ」
以下、引用
「良い戦争、正義の戦争も悪い戦争、間違った戦争もない。すべての戦争は廃絶されなければならない。たとえ理想・空想にしか見えないにしても、この思いから後退してはならないと信じる。それがあの敗戦を教訓として生かす最善の道ではないだろうか」
正論ですね。
そしてこう結びます。
「憲法改正論議や集団的自衛権をめぐる論議がどんな展開になっていくのか、政治に任せてしまうのではなく、私たち一人一人が自分で考えよう。戦争が常にあった明治維新から昭和20年8月15日までのわが国の歩みとともに、現在までの変遷も振り返り、これからどう進めばいいかを考えよう。そのため、まずは「8月15日」の記憶を受け継ごう」
ただ記事中に
「東アジア地域において、中国や韓国、北朝鮮ばかりでなく、わが国も軍備を強化しているように見えることは憂慮される」
私の考えとは真逆。
そして
「つい最近では、6日に進水したばかりのヘリコプター搭載の護衛艦「いずも」が話題になった。全長245メートル、排水量約2万トン。とにかく大きい。報道された画像で見る限り、形は航空母艦だ。旧日本海軍の戦艦「大和」が全長263メートル、敗戦後に米軍に接収されて太平洋で原爆実験にも使われた戦艦「長門」でも全長225メートル。新たな“兵器”が誕生するにつれて戦争の緊張も高まるのではないか。そう懸念されてならない」
70年前の船と大きさ比べてなんの意味があるのでしょうか。
「いずも」は中国の反応からして「抑止力」になっていると私は考えます。
そして「いずも」型護衛艦は災害時には洋上基地として孤立している方たちにかなり有用です。
奈良新聞、金曜時評(社説)全文はこちら、奈良新聞(http://www.nara-np.co.jp/20130809093630.html )