本日にも発射されかねない北朝鮮の弾道ミサイルに対し、安倍首相の「万全の態勢」ということで日本海にイージス艦、そして首都圏には東京、神奈川、埼玉、千葉にpac3が配備されています。
大気圏外を飛行中のをイージス艦のSM3でそしてそれを打ちもらした場合にpac3が対処する、まさに「外堀と内堀」の二段構えです。
が
イージス艦のSM3は上昇限度250km、射程400km
これなら大気圏外での迎撃が可能です。
pac3は上昇限度15,000m・対弾道弾射程20km
射程20kmといえば東京なら山手線内でしょうか。
射高も15,000mといえば旅客機が1万から1万2000mってところなのでかなり低い。
もともとpac3は“ここに落とされたら拙い”という所に配備するもので、都市用ではないはず。
湾岸戦争のとき、イラクの弾道ミサイルがサウジアラビアやイスラエルに飛んできましたが、そのとき迎撃に使用されたのがpac2(だったはず)。
そのとき命中破壊しても破片が降り注ぎ、「打ち落とさない方が被害が少なかったのでは」といわれたほど。
もちろん、首都圏にpac3を展開するのは当然のことですが、何故マスコミがそのことを報道しない(少なくとも私は見ていない)か。
知識がないのかわざとか。
どちらにしても問題です。