またまた懲りない国、馬鹿大将が花火を打ち上げようとしています。
今回も自衛隊が沖縄等に迎撃体制を整え、不足の事態に備えています。
The Voice of Russia のラニコフ氏が韓国への影響を書いています。
以下、転載
北朝鮮、多目的ロケット発射予定(КНДР проведет многоцелевой запуск ракеты)
アンドレイ ラニコフ(Андрей Ланьков)
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は12月10―22日の間で人工衛星を軌道に乗せるためロケットの発射を行うことを公式的に明らかにした。このロケット発射が故意に韓国の大統領選挙に合わせて実施されることは明白だ。
この北朝鮮の発表は専門家らの間に少なからず疑念を呼び起こした。というのも19日、韓国では大統領選挙が実施されるからであり、この結果に北朝鮮政府も無関心ではないからだ。大統領選挙には左翼中道の文在寅氏と保守の朴 槿惠氏が出馬しているが、北朝鮮としては現職の李大統領体制で凍結されている同国への支援再開を約束する文氏への親近感を隠してはいない。朴氏も北朝鮮関係についてはよりソフトな路線をとっているが、朴氏の取り巻きにはタカ派も少なくない。韓国の大統領選挙に故意に照準を合わせて予定されている北朝鮮のロケット発射がタカ派の立場を強めることは明白である。なぜなら人工衛星を軌道に乗せるための運搬用ロケットと標的を撃ち落とす軍事用ミサイルの差はあまりにも大きいからだ。
韓国では、北朝鮮にとってロケット発射は何よりもまず政治的、誇示的な意味合いがあり、それも米国に対して見せつけるためだと捉えられている。一方、今の米国大統領府内では、北朝鮮はいかなる条件下でも核保有をあきらめないだろうと考える人間が多数を占めている。北朝鮮とはいかなる交渉も行わず、経済支援も打ち切って無視したほうがいいという考えだ。しかしながら、こうした立場は北朝鮮には都合がよくない。無視されることは望んでいない。北朝鮮は 自国のエンジニアらが長距離ミサイルを製造する技術を誇示することができれば、米国の蔑む対朝関係も変えられると考えている。このようなロケットができれば、理論上は米国領内の標的に核弾頭を当てることもできるため、北朝鮮としては米国も新たな、かつ十分に現実的な脅威につきあたれば、北朝鮮を無視する路線を退け、第1に財政面で譲歩を行うに違いないと捉えている。たとえばロケット・プログラムを凍結することに同意する代わりに、金銭的に十分な報酬をあたえる、または外交的に朝鮮民主主義人民共和国を認めるといったような譲歩である。
ロケット発射には国内政治的な目的が絡むこともある。今年(12年)4月13日に行われた発射は朝鮮民主主義人民共和国の創始者である金日成氏生誕百周年の前日に合わせて実施されたが、不成功に終わった。これほど深刻な失敗を北朝鮮が公式的に認めた事実に世界は驚いた。当時専門家の多くは、不成功を公に認めるという今までにない開示性は、若い金正恩氏が指導部に新たに導入したいと期待する新たな様式であると関連づけた。それでも、技術的な失敗を認める決定が突如としたグラスノスチや開示性を求める声によって呼び起こされたものではなく、今年の春、北朝鮮政権のロビーストの間でひそかに展開された戦いによって起こされたものである可能性は除外できない。民官僚らは軍部出身の官僚を押し出し始めた。ロケット打ち上げの不成功を公式的に認めることは軍部の幹部の立場を弱め、彼らの多くを更迭させるため格好の条件を作ったことは間違いない。それ以外に北朝鮮政権はロケット発射の失敗を認めざるをえなかったことによって国民の間に湧いた否定的な印象を弱めたいと欲している。
以上、転載終わり
詳しくはこちら(http://rus.ruvr.ru/2012_12_04/KNDR-provedet-mnogocelevoj-zapusk-raketi/ )
韓国だけではなく、日本の安全保障にも重大な問題ですが、今回の衆院選挙でまともに“公約”しているのは自民党だけのようです。
そういえば、本日18時、自民党の安倍総裁がJR奈良駅に来るそうです、なんか触れてくれるかな。