きょう、新聞を見ると
「ニュース なぜなに」という連載記事は例のイスラムの人たちを激怒させた米国の映画のお話。
そのサイド記事に「イスラム教とは」の解説記事が
で、そのなかに
「仏教やキリスト教のように像を拝むことは禁止されています」
ええっ
キリスト教も偶像崇拝禁止です。
と、いうと
教会に像や絵(イコン)あるでは…、と言われる方多いと思います。
というわけで、説明を、会話形式で参ります。
「キリスト教も偶像崇拝やない、教会行ったら像とかいっぱいあるで」
「まあ、たしかにプロテスタントの教会(例外あり)は十字架くらいやけど、正教会はイコン、カトリックは像があるけど、あれに拝んでるわけやおまへん」
「像の前で膝まづいとるやん」
「まあ、はたから見たらそうみえるけど…、ちゃうで、あれはゆうたら写真や」
「写真?」
「あんた、恋人の写真大事に持ってるやろ」
「うんっ」
「その写真見て、ニヤニヤしとるやろ。あんたが惚れとんのは“写真”か“本人”か」
「なにゆうとんねん、わしゃに“2次コン”とちゃうで、本人きまっとるやろ」
「そやろ、それといっしょや、仏教の仏像は“魂”入れて拝むから立派な偶像崇拝やけど、わしらあんたが恋人の写真見てニヤニヤしとんのと同じや」
「ほな、あの像に“髭”描いても怒らへんのか」
「どあほ、あんたの恋人の写真に“髭”描いたらおまはん起こるやろ」
「うんっ」
「それと同じや」
如何でしたか(←大阪弁が分からんわっ)
ちなみに、正教会の伝統的なイコンは“偶像っぽく”ないように描き方が決められています。
私的にはカトリックの“像”は少々なまめかしいですが…。
しかし、新聞の連載記事(共同通信社の配信記事=全国紙以外を取っておられる方は見ることができると思います)は酷い。それでよくイスラム教の記事を書けたものです。