昨日放送のNHK大河ドラマ「平清盛」、前半のハイライト「保元の乱」でした。
リアルを追求して評判の悪かったこの大河ドラマ、合戦シーンはどんなものかと楽しみにしていました。
至近距離での矢の射ち合い。
良いじゃないですか、スタジオの広さに合わせたともいえますが、実際もけっこう至近距離で射ち合っていたようですので。
その後の乱戦。
当時、剣術は「京八流」なるものがあったようですが、同時の甲冑は右手側には篭手を付けていないので、あのような形で切り合ったかは少々疑問。
さて、
「矢継ぎ早」や「手ぐすねを引く」という言葉はご存知だと思います。
現在の意味は
「矢継ぎ早」=続けざまに早く行うこと。また、そのさま。「―に質問する」(goo辞書)
「手ぐすねを引く」=準備を十分に整えて機会を待つこと。「相手は手ぐすねを引いて待っていた」 (日本辞典)
ですが
本来は
「矢継ぎ早」=矢を続けて射る技の早いこと。また、そのさま。「競(きほふ)はもとより優れたる強弓精兵、―の手きき」〈平家・四〉(goo辞書)
「手ぐすねを引く」=手薬煉を引くの「薬煉(くすね)」とは、松ヤニを油で煮て練り混ぜたもので、弓の弦などを強くするために塗られる粘着剤である。(言語由来辞典)
この頃の言葉です。