プーチンさんの大統領就任に続き、メドヴェージェフさんが首相に就任しました。
これでいわれているような「双頭体制」とやらが発足しました。
The Voice of Russia に
Медведев утвержден на пост премьера России(メドヴェージェフをロシアの首相であることを承認)
という記事が掲載されています。
以下、The Voice of Russia より引用
国家会議はドミトリー・メドヴェージェフ氏の首相就任を承認した。7日、プーチン大統領は国家会議に対して、メドヴェージェフ氏を首相候補として推薦していた。賛成は299、反対は144で、棄権はなかった。
238議席を有する「統一ロシア」と56議席を有する自由民主党が事前に支持を表明していたため、承認は確実だったものの、メドヴェージェフ氏は各議会会派とあらかじめ協議していた。
プーチン大統領は自ら、メドヴェージェフ氏の首相推薦を行った。
「これは以前から私が決めていたことだ。議会選挙および大統領選挙前から明らかにしていた。それゆえ、私の立場とメドヴェージェフ氏の立場は事前に世論に問われていたものだ。ごまかしや政治的ゲームなどと呼ばれるべきようなことは何もやっていない。」
プーチン大統領はメドヴェージェフ氏を「経験があり、改革と発展を目指す、祖国を愛する人物」と評した。大統領はメドヴェージェフ氏こそが「国家機構の効率向上と、人間、真実、公正を守る治安・裁判システムを作るための重要な改革を、市民社会との対話とのなかで始めた」としている。
ドミトリー・メドヴェージェフ氏は、そのような改革を首相になっても継続していくとし、次のように述べている。
「まず断っておきたいことは、政府はなすべきことをなすということだ。これはすでに始まり、進行している近代化戦略の継続だ。すでに発表されたことは、最後までやり遂げなくてはならない。」
また社会、経済的発展のカギとなる方向性について、前進を続けるためすべてのことを行うと述べた。
一方の共産党、ゲンナジー・ジュガーノフ党首は、近代化の遅れこそがメドヴェージェフ氏に反対票を投じた理由だと述べている。メドヴェージェフ氏に反対したのは、このほかにセルゲイ・ミロノフ氏率いる「公正ロシア」だった。専門家の見方では、これはなにも政治的な危機ではなく、メドヴェージェフ氏はすべての政治勢力とバランスのとれた路線を築いていけるだろうとされている。
ロシア科学アカデミー社会政治研究所のヴィレン・イワノフ副所長は次のように指摘している。
「普通の民主的社会ならば、反対派はいつでもいるわけです。重要な問題については何らかの合意を見出さなくてはなりません。ですから、もしメドヴェージェフ氏が今回、野党の意見を尊重するような行動にでるならば、将来の首相ポストでも有利に働くでしょう。」
新しい内閣については、5人に4人が刷新されるとしている。
以上、引用終わり。
詳しくはこちら、The Voice of Russia (http://rus.ruvr.ru/2012_05_08/74129371/ )
ふ~ん、お二人の変わりばんこで何年やっているのかな。