朝日新聞に
「『日本』呼称、最古の例か 678年の墓誌?中国で発見
の見出しで「日本」という文字を使用した最古の可能性がある墓誌が中国で見つかったと伝えています。
年代は678年とのこと。定説では大宝律令(701年)からとの見方が有力ですのでさかのぼることに。
詳しくはこちら 、asahi.com
私的には「旧唐書」に
日本国者倭国之別種也。以其国在日辺、故以日本為名(日本国は倭国の別種なり。
その国日辺にあるを以て、故に日本を以て名とす)
とあることからかなり古くから「日本」という名はあったと考えています。
「日下草加」といことばがあります。
これで「ひのもとのくさか」と読みます。
現在、「日下」と書いて「くさか」と読みますが、これは「「飛鳥」と書いて「あすか」と読むのと一緒で昔は「飛鳥明日香」(とぶとりのあすか)だったものが両方とも同じ読み方になったものです。
草加とは弥生時代の奈良地方の地名、また、現在の東大阪市周辺(生駒山の裾の地)などともいわれています。
もっとも、埼玉県に「草加市」がありその辺りには古墳群がありますので場所の特定は研究が待たれるところです。
しかし、「倭」から「日下草加」を経て「日本」になるのは神武、崇神天皇の「東征」に合致するものと思われます。
今後の研究が楽しみです。