台風12号はだいぶ前に行ってしまったのですが、大和の地はきょうやっと晴れ間が見えました。気温も低く秋がやってきたようです。
しかし、奈良県南部をはじめ傷痕はすさまじく、県南部の十津川村は事実上陸の孤島状態です。
奈良県五條市の大塔地区など被害が出ています。
奈良県南部をちょっと説明させてもらうと、日本最大の村十津川村、そして合併で五条市になりました旧西吉野村、旧大塔村。ほとんどが山ですがかなりの面積です。
それをか細い国道一本で繋いでいます。
それが今回の台風で側道も含めやられてしまっているために陸の孤島状態です。
携帯電話の基地局もやられているため住民は情報収集もままならないようです。
そのか細い国道ですが、奈良県中部に住む私の所からも十津川まで4時間くらいかかります。
京都、神戸が1時間半、名古屋市内でも3時間半で行けますのでどれだけ遠いか、もちろん距離はそれら以下です。
ただでさえ、「遠い」場所がいまさらに遠くなっています。
早急なるライフラインの復旧が望まれます。
明治期に起こった十津川村の水害で住民が移転して出来たのが今の北海道・十津川町。
今回はそのようなことにならないよう祈ります。