日下草香から日下、そして日本 | andrewさんのブログ

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さて昨日の続き、というより大事なところをさらっといってしまったので。


昨日と同じ史料ですが、お読みください。(文字化けしてたらごめんさい)


倭國者、古倭奴國也


倭國者、倭國之別種也。
以其國在日邊、故以日本為名。或曰:倭國自惡其名不雅、改為日本


倭奴が倭になり日本になったと書いてあります。


で、昨日「日下草香」が日本になった(説あり)と書きました。


日下草香川、「ひのもとくさか」と読みます。


「日下」は「草香」の枕詞です。


現在でも「日下」と書いて「くさか」と読む苗字があります。


枕詞が本体と同一なってしまったからです。


たとえば「飛鳥」。


もともとは「飛鳥明日香」、「とぶとりのあすか」でしたが、「飛鳥」で「あすか」と読むように。


「日下」は日の辺りにあったので


と書いてありますが、実際は畿内に入った頃のその地の名称であった「日下草香」から取ったのでしょう。


そして「日下」から「日本」に


旧唐書にも「倭」の名前が悪い(漢字の意味が悪い)ので変えたとあります。


たぶん、当時の唐(それ以前から)の独立宣言的な意味合いもあったと考えられています。