ウーマン・トーキング 私たちの選択(Women Talking,2022) | Andrewのアンド流映画BLOG

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よかったら覗いていってくださいね!!

皆さん、こんにちは!Andrewです!!


昨晩はAmazon Prime Video様にお世話になりました!

今年64本目の映画はこちら!!




「ウーマン・トーキング 私たちの選択」(Women Talking,2022)✨


豪華女優陣に個性派役者のベン・ウィショーを加えた、実話を基にした会話劇的物語。

ずっと気になっていてやっと見られました!


キリスト教派のある村で起こる連続レイプ事件。

男たちは女たちを騙して、それが悪魔の仕業や作り話だと諭し、女たちにそう信じ込ませていた。

しかしある夜、加害者の男を少女が目撃し、女たちはそれが実際に起こった犯罪だったのだと知る。

その男の釈放を求めて、村の男たちは2日間かけて街へ。

その間、女たちは男たちを赦すか、彼らと闘うか、村を出ていくか、という運命の選択を話し合いで決めていくことになるー。


かなり宗教色の濃いストーリーではあったけれど、とても興味深い内容でした。

これ、実際に南アフリカのボリビアの村で起こった事件をベースに作られたんですね。

今年度のアカデミー賞でも脚色賞を受賞しています。

女性たちは読み書きもできず、男たちに立ち向かうこともできない。されるがままに起こった事件をないものにされそうになり、肩身が狭い。

そもそもキリスト教では姦通は罪とされる。

それを悪魔の仕業とするとはよく考えたものだが、最低の極みである。酷い話だ。

教育が行き渡らないとこういうことが起こる、というメッセージなのかもしれない。


実際、この話し合いに参加する、唯一教育をきちんと受けた教師役のベン・ウィショーがとても良い役でした。

彼女らの話し合いを記録する書記としてその場にいるのだけれど、彼は主役のオーナに恋心を抱いている。オーナのお腹の中にはレイプされて出来た子供がいたが、それでも大事にするという。なんて素敵な男子なんだ。

ラストでちょっと切ない場面もあって涙腺危なかったけど、彼の演技はとても良かった。

また女性陣の高い演技力も素晴らしかった。

葛藤や強さ、弱さなど様々な感情が入り混じるのを、表現力の豊かさでリアルに表していた。

フランシス・マクドーマンドなんて、ちょっとした役なのに存在感が凄かったです。


重たいテーマの作品ではあったけれど、

本当に興味深い良作でした✨


気になった方は是非ご覧ください!!



では!!!