ペルーの学校七不思議 | Andreaのペルー通信パート2

Andreaのペルー通信パート2

リマでアロマテラピーサロンをしております。大好きなペルーの現実を日本に伝えます。コメント大歓迎ですが、ネットエチケット上不適切なものは、承認しませんのでご了承ください。

ペルーの学校は4学期制で、現在3学期ともなると、もうずいぶん慣れてきましたが、それでも不思議なことがあったので、今日はそれを報告したいと思います。
3学期になってから、なんだか1年生だけ、イベントのようなものがしょっちゅうあります。
それが必ず土曜の早朝。そしてその予告がその週に入ってから。ひどいときには水曜日あたりに。
わりに大がかりなイベントで、決まったばかりとは思えないのですが、父兄への告知が3日前とは・・・。土曜日は、予約のある定期的通院、お稽古、結婚式や誕生会などのお呼ばれ、家族行事、お客様、あげたらきりがないほどみんな予定を入れています。たとえその時間にかぶっていなくても、その前の準備の時間にあたっている場合もあります。そのほか、平日まとまってできない家事や、病気の親戚を毎週お見舞いに言ったり、買い物などを土曜にする習慣もあり。
大人の家族がペルーには誰もおらず、お手伝いさんも土曜は休み、頼める人がいない私には、この突然のお知らせによる学校行事、本当に困ります。
先週は、単発で通訳の仕事が入り、外で丸一日一週間平日その仕事をしていました。木曜は祭日、金曜夜は親しい友達の誕生会。体調や子供たちの学校を第一に考え、いろいろと計画してやってきたところに突然水曜にその学校からのお知らせ。それもこのイベント参加必須(強制)です・・・のようなコメント付き。今回はボイコットしました。長女は行きたいなあと言いましたが、次女の幼稚園の発表の宿題の準備を土曜の午前中、午後は誕生会に出席、という計画をたてており、日曜は家事。これは崩すと翌週の予定までずれてしまうので行かない、と宣言しました。もちろん私は木曜の連絡帳に土曜は参加できません、と書いて連絡しました。
娘の学校はとてもきちんとした日系の学校なのですがそれでもこれです。これは日本人(外国人)の考えなのかもしれませんが、私は、おかしなことは堂々と意思表明し、学校のいいなりにならないつもりです。”学校への父兄の協力”なんていう項目が成績表にあるのですが、べつにそんな点悪くてもいいです。

さて、話は変わります。
今日月曜日、次女の幼稚園のお迎えに行くと、先生が走って寄ってきて、
"Mちゃんのこと何か知りませんか? 入院してるってお宅のお子さんから聞いたんですが”
今朝ほどフェイスブックで通園前に、入院してたけど元気になったよ写真をお母さんが載せていて、それを見た次女が先生に言ったのでした。
”先週から休んでいて、両親とも携帯にも出ない、職場に電話しても休んでいて理由はわからない、自宅に電話してもお手伝いさんが何も教えてくれない・・・心配してたんです”
私が知っていることを正直にお話しして、帰ってすぐに彼女に電話しました。
”5日間入院でずっとクリニックにいたのお。やっと退院! ”
と、元気いっぱいな声。事情を話すと
”うん でも先生の電話知らないし あほんと?かわいそうに心配してたんだー”
と能天気なお答え。かわいそうに? 彼女もわりときちっとしている方ですが、こんな反応。
幼稚園は休むときに特に連絡もしなくていいのですが、彼女は通園の送迎を頼んでいるので、そこには連絡したはず。そこを介して伝言とか、できなかったのかなあ・・・。

いつも空手形発行のペルー人に怒っている私ですが、学校関係の連絡でもこんななら、個人レベルで起きていることは当然ともいえますね。もちろんそうでない人、きちんと連絡をして約束を守る人ももたくさんいますが・・・まだまだ不思議なペルーです。