女中さん不在により・・・ | Andreaのペルー通信パート2

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リマでアロマテラピーサロンをしております。大好きなペルーの現実を日本に伝えます。コメント大歓迎ですが、ネットエチケット上不適切なものは、承認しませんのでご了承ください。

女中さん話の続きですが、前回のブログで面談に来た18歳の女の子、翌日朝電話してきて
 ”やっぱり行きません。ごめんなさい”
ですって。

 
PLOP! PLOP! PLOP!
初めて、この単語の使い方がわかりました。

女中さん不在の間、何度か知人宅からお借りして、しのいでおりますが、不在による良い結果としては、
 1.料理も毎日また作るようになったら、日に日に美味しいのができるようになった。
 2.子供たちと過ごす時間が長くなったら、子供たちが落ち着いた。
のふたつ。

 
初めて作ったタンシチュー

ただ、あまりに疲れると1.は買ってきたものになり、2.をしたくても家事でエネルギーを使い果たしてできない、なんてこともありますが・・・。ま、ドンマイドンマイその日のことしか考えない、ということで、なんとかなっています。

さて、話は変わって、最近友達になった男の子。
彼はペルー人ですが、日系の子たちといっしょに育った環境があり、共通の知人も多く、ご実家もとても近いので、これも何かのご縁だと思っています。
話を聞いているうちに、いつの間にか彼のカウンセラーの役割をすることになりました。

彼は、4年間恋人と彼女の妹といっしょに、自分のマンション(持ち家)に住み、いろいろと面倒を見てあげていました。ところが彼女に嫌われてしまい、別れることになりました。 彼女が自分のことをもう好きではないということを、なかなか認められない彼の相談にのってきました。いろいろなアドバイスをしましたが、やっと別れるということを理解し、前向きにと彼女とも妹とも話をし、よい別れができそうになっていました。

そのマンションは売却予定で、間もなく新しいマンションに引っ越す予定だった彼は、そのタイミングで彼女たちも出ればよい、と最後までかっこつけたい様子でした。
私としては、未練が残るし、もう面倒を見る必要は無いのだから、彼女たちの実家に連絡し、すぐに切符 を買ってあげて、2人まとめて田舎に帰らせたら?と勧めていたのですが、結局は彼は自分の考えを変えませんでした。
彼は実家で寝泊まりをして、ときどき荷物をとりに自分のマンションに行っていました。そんなある日、いつものようにマンションに帰ったところ、モヌケノカラ・・
だから言ったじゃないの・・・もちろん彼女たちとは連絡がとれず・・・。

お互いのタイミングが合わず、なかなか対面では聞いてあげられませんでしたが、先週会ってやっと長い時間話を聞いてあげたところ号泣泣き3 ・・・
日本でお世話になっていたお医者様の石毛先生が、
 男が泣くのは親が死んだときと財布を無くしたときだけ!
と、注射を怖がる患者さんに言っていたのを思い出しましたが、ラテン男はすぐ泣きます。びっくりしません。そんなときには彼の母親になった気持でハグとトントン。ラテン男はマザコンなので、これで落ち着きます。そして、泣いてすっきり。
今は仕事を精力的にして、空き時間はスポーツをするようにして、前向きに暮らしています。もちろんときどき落ち込んではいますが、以前ほどではなくなったので、私のカウンセラーの役割もほぼ終了。セラピストとして、私も良い経験をさせてもらいました。

さて、彼の話を聞いたのは、ちょうど私が数日間体調が悪く、家のことがほとんどできなかったところから抜けた早朝でした。前日来るはずだった単発の女中さんも来なくて、家中が大変なことになっていた日でした。まあ、私も元気になったことだし、彼も話をして元気になったので、よかったよかった。今日はその家事を頑張ろうと思っていました。
すると、彼は、何かお礼をしたい。一番困っているのは女中さん不在で、家事みたいだから、僕に洗い物とキッチンの掃除をさせてください。 
 喜んでー!!
前代未聞にたまった洗い物を片付け、床掃除をし、帰って行きました。
おまけに翌週は、子供たちと私を映画映画 に招待してくれました。
なんだかわらしべ長者の気分。新しく面白い友達がまたできました。

明日は女中さんの候補者の面接です。今度こそ決まるといいな。
決まらない場合は、また彼に・・・・?!