ほどいた数だけ強くなれるよ | アンドレ青いレモン

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自分の日々の記録として。
ときどき顔出しのお仕事情報なども。

プロフ写真はだいぶ前のものですが気に入ってるので使い続けます。

アイリシン!杏です。

もともと、自分が着る服を
作るのが趣味になっていたここ数年。
昨年からの自粛期間で
うっかり編み物にも手を出してしまった。

編み物は、棒針もかぎ針も
小さい頃からおばあちゃんに教わったり
母に教わったりしながら
触れたことがあったけれど、
マフラーにせよ靴下にせよ、
完成にこぎつけたことはほぼほぼ無かった。

大きくなってからも
色や素材、形をひらめいて作り始めて、
途中で新しいアイデアが浮かんで
そちらに飛びついて…の繰り返し。
作り散らかしては放置したものだけは山ほど。

縫い物にせよ編み物にせよ、
ビーズも刺繍もだいたいみーんなそう。

ところが。
洋服をいくつか作っているうちに、
出来は80点でも、
完成させて外に着ていく喜びは∞点だと
知ってしまったので、
ちょっと不恰好でも完成させる
というトレーニングができていたみたい。

昨年から編んだものといえば
シンプルなカーディガン
透かし編みのカーディガン
そでに飾り模様のカーディガン
(カーディガン狂い)
ニットジャケット
透かし編みのセーターetc etc...
お前いったいいくつ上半身を持ってるのかという
レベルで、精力的に編み上げてしまった。
(恥ずかしい話、のめりこみすぎて腱鞘炎になった)
(でもサポーターつけて、編み方を変えてまで編んだ。病気だ)

透かし編みのカーディガンなんて
素人のくせに、
かわいいなと思ったニットの着用写真を元に
自分で編み図を起こして編むという荒技に挑戦。

あそこの増し目はどうなってるか、とか
トップダウンで編むにはどうしたらいいか、とか
苦手な算数スキルも総動員して
毎日毎日写真を見ながら
隙間時間に思いを馳せて
解決策を思いついては
紙とペンであれやこれや計算して
「研究に没頭するってこんな感じかな?」
とかおめでたいことを考えながら夢中になった。
手を動かしてなにかを作るのって、
なんでこんなに楽しいんでしょうね。

この自由研究がだいぶ編み図解読スキルと
実際に編むスキルを上げてくれた気がしてる。
もちろん80点の出来で完成させて
(不可抗力でオリジナリティも出た)
ルンルンでお外に着ていきました。


そんななか。
残すところ裾の数段と片袖を編むのみになった
うすむらさき色のカーディガンを
思い切って全部ほどいた。

(例によって1年ぶりくらいに
片袖だけ編んだまま放置してたセーターの
もう一方の袖を編んだら、
左右の差がありすぎたってワケ!)

これまで編み進めてきた時間はもちろんのこと、
ほどくのにもそれなりの時間がかかった。
私が猫になったらちょうどいいサイズ感の
毛糸玉が2つ3つできた。

自分ではあんまり気づいてなかったけれど、
ここ一年でたくさん編んだことで
だいぶ手が速くなり
編み目も揃うようになってきたもんで

いったんほどいて"ゼロからスタート"
に対しての怖さが薄れて、
「ここまでやったのにもったいない」
よりも
「現在のこのスキルを持った状態で
初めから編めるなんて、
もっと素晴らしいものになるに違いない!」
っていうおめでたく強気な気持ちが
いつのまにか上回っていた。
反復と継続は力なり、ということですね。

うすむらさきをほどいた理由としてもう1つ。
放置により昨年の自分とのスキルに
差ができてしまったことに加えて、
ラグラン袖のラインをとじはぎしたときに
壊滅的にブサイクになってしまい。

先輩ニッターたちが口を揃えて言う
「とじはぎがどうしても素人臭くなる」
っていうのは本当にそうだなと。

(そしてパーツ編むのは楽しいけど
とじはぎは割と苦行。
夏場にウール編んでても
あんまり気にならないのに
とじはぎフェーズに突入するととたんに
暑苦しい!!!ってなる。
気の持ちようすごい)

自作の服を作るときの密かな目標が
「自作だと見破られないこと」
だったりするので、
(バレバレでも
みんな言わないでいてくれてるのかも。
それでもまぁいいや)
とじはぎのある編み方でそのレベルになるには、
まだまだかなりのワザと根気が必要そうだなぁと
感じながら、昨年の私のがんばりを
ツルツルとほどいた。

せっかくなので、
昨年の私では編み図と格闘しながらも
完全には解読できず
悪戦苦闘して諦めた編み方に挑戦することに。

で、
いざ編み出してみたら
「編み図、読める、読めるぞぉ!」
とリアルムスカ体験をして
嬉しくなって手を動かしているうちに
あれ?こんなにサクッと編めたっけ?
というくらいすぐに編み上がってびっくりした。
反復と継続は力なり、を衝撃とともに実感。

「わけもわからず師匠に毎日やらされた
雑巾掛けは、この返し技のためだった…!?」
みたいな。
こんなことあるんだな。

とはいえ、まだまだとじはぎは拙いわけだが
ええいと外に着て行ってしまおうと
思っている。

まだ本格的な夏も来てないのに、
涼しくなるのが待ち遠しい。

自作だと見破られないために、
写真は、なし!

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と声をかけてもよろしくてよ。
むしろ嬉しいです。よろしくっス。