若い頃は趣味がたくさんあった。模型とかゲームとか。
夢中になると寝る間も食う間も惜しんで没頭してしまう。
そのうち趣味そのものより、
「寝だめ」「食いだめ」はどこまで可能か!?
・・なんて事に夢中になっていった。
科学的には理にかなってないゆうか、
健康に良くないのは判ってたけど、
鍛えればある程度は極められるんやないかと。
高二くらいで鍛錬の成果を試す時が来た。
地元に「あかさたな」という京風ラーメンの店があり、
月イチで「ラーメン1杯100円」になる日があった。
ひやむぎみたいに細くまっすぐな麺で、
関西のうどんつゆみたいに、ほぼ透明なスープ。
普段は300円くらいで、とてもあっさりした味。
そこで仲良し5人組にて大食い競争に挑戦する事に。
ラーメンを1度に5杯ずつ注文して皆で同時に食べる。
もちろんスープは1滴残らず飲み干さなあかん。
誰かが最初にギブアップしたらそこでゲームはおしまい。
負けた者が罰として全員の代金を払う。
5人の中でいつもデカイ口を叩くくせに、
すぐにケツを割る根性ナシの奴が予想通り負けた。
5杯半でギブ。わし含め4人が6杯を完食。
今思えば、奴はまだイケたんかも知れんけど、
勝ち目がないと悟って早めに投了したんかも知れん。
虚勢を張るごとに500円ずつ加算されてくから。(笑)
しかしわしはまだまだ物足りんかった・・。
その半年くらい後、わしはうどん屋でバイトしてた。
ファミコン本体は年賀状配達のバイトで買ったけど、
(ABボタンが四角い初期ロットのやつ)
あの「ゼビウス」の発売が近いと知ったからだ。
もうバンゲリングベイとかで遊んでる場合ではない。
あ、ゲームの話はどうでもええんやのう。
うどん屋で働いてる時の「まかない飯」の話。
わしはそば好きやからざるそばをいつも食べてた。
高価な海老天とかはあかんけど、
うどん玉そば玉なら確かどんだけでも食べてよかった。
で、ざるそばを大量にゆがいて気付いたら13杯食べてた。
そこが限界ゆうより、
そのうち怒られるんやないかと思ってヤメといた。
もしも給料から引かれたりしたらシャレならんしのう。
結局、満足ラインはどこらへんにあるのか?
限界まで食ってみればすぐわかるんやろけど、
当たり前ながら「お金」が掛かる。
金欠高校生には経済的余裕もない。
そんな時ひらめいたのが、
『大盛り○○を何分以内に完食すればタダ』ゆうやつ。
思えばわしの激辛好きも、
『完食すればタダ』から始まったんやけど、その話はまた。
そして、のちにわしの胃袋人生に多大な影響を与えた、
「ダブルラーメン」との出会いを果たす事になる。
疲れたから続きは明日や。
今日も負けたしのう・・(笑)