戦後教育の弊害児 | ANDO YOSHIMI MEDIA BLOG

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戦後教育の弊害児



「戦後教育の弊害児」
これはある年配の知識人が言った言葉。
「弊害へいがい」とは、害となる悪いこと、という意味だ。
彼は、戦後の教育がもたらした、害となる教育、これを指して言ったのだろう。
つまり、戦後に、弊害となる教育を受けた者たちを指して言う言葉。
初めて聞く言葉だったので大変印象的でした。


りっぱな学歴だが、想像力乏しい、応用できない、ゆえに、問題解決ができない。
真面目だが、独創性に欠ける、本質がわかってない、一方通行人間である。
内容的には、こういうものでした。
今から10数年前のことですが、
ある地域開発のミーテイングで、ある問題が討論されていた。質問に対し、意見が求められた。そこへ、私より3歳年上の先輩が手を上げる間もなく、シャキシャキと自分の意見を述べた。そうすると、この年配の知識人がすぐさまにこう言った、


「よく出来ました!あなたは戦後の優等生。まさしく戦争教育の弊害児だ!」と。

ちなみにその先輩は超名門大学の出。しかも行動力のある真面目なお方。私は尊敬していました。私は優等生ではなかったのですが、つくづく自分もそうではないかなと思った。

国を営む上で、国民の声はすごく大事。
そう、日本のバックグランドについて知る、このことの重要性に気づいたという点では私もMさん(下記読者のコメントより)と同じでした。
集団的自衛権の行使問題が騒ぎになって、私はこれをきっかけに、
日本憲法や歴史などについて改めて勉強した。
ひとりの国民として声をあげるには、それなりの日本のバックグランドを把握しなければならない、これは一大事です、大変重要であるということに気づきました。


そもそも、私は憲法は国民を守る為に作られる、こんなことも十分に知らなかった。
そもそも、なぜ、日清戦争、日露戦争が起きたのか?これも十分に知らなかった。 
私は、戦争教育の弊害児だ! なぜなら、
例えば、これまでも、憲法や日清戦争・日露戦争などについては学校教育で習ってきたはずだ。それなのに、私はそれらの内容や意味について印象がない。これって社会に無関心? それとも単なる平和ボケだからでしょうか?
振りかえてよく考えてみると、
日清戦争、日露戦争が起きた年代、また、憲法とは何か、これらはテストに出たような気がする。あるいは、テストに出るからよく暗記していたか。

あれもこれもそれも・・、そもそも、学校で習うもの、徹夜して猛勉強するのも、すべてはお受験の為、内申書の為、つまり、学歴の為の人生だった。

点数を取るだけの暗記勉強、だから、その内容や意味について十分に知らない、ということなんですね。


それでも、日本教育は美点多かった、これは私一個人としての感想。
特に、人としての品格の大切さを大変学びさせて頂きました。
ただ、一個人の考えを積極的に引き出すトレーニングがなされなかったことが大変に残念に思う。つまり、みんなでディスカッションする場面がない、ということですね。


集団的自衛権の行使問題について、正しい答えはないと思う。

大切なのは、一国民として「知る」義務と権利があるということ、声を出して社会参加して行くことだ。私はみんなの声を聞いてみたかった。それでブログに。

なぜ、日清戦争、日露戦争が起きたのか? 

戦争になるまでの経緯、そして、どんな戦争だったのか、また戦争後、国民は本当に豊かになったと言えるのか? で、他の国の国民はどうなったのか?

私は、日清戦争や日露戦争を通じて知ったこと、思い知らされたこと、それはいかに戦争が愚かで、その爪痕が悲惨である、ということだ。


私が参考になった記事です。                       
日露戦争で日本は、米国系ユダヤ人らから借金をして ... - NAVER まとめ

matome.naver.jp/odai/2136214578373977801 

【借金に追われて】日本が太平洋戦争に突入した理由が悲しすぎる【原発・靖国まで】



読者からのコメント                                   1. 和人になりたい
M 2014-06-03

正直なところ、集団的自衛権について、そうするしか仕方がないのかなと思っていました。
日本にアメリカ基地があることが、他国への抑止力になっている、それに協力するのは当然では?そう思っていたからです。
(
不快に思う方がいたらごめんなさい。無知ゆえにそう考えてしまっていたんです)

でも先生のブログを読んで、新聞記事を読んでみましたが、集団的自衛権の行使問題がいかに、おおごとであるかがわかりました。
自分もまたまだ平和ボケから抜けていないんだなと、反省しました。
そしてテレビ情報だけでは偏っているし、日本のバックグラウンドを知らなくては、これが重大問題であると気づかない、と言うこと。

戦争がなくならない、
「領土問題があるから…」
「宗教問題がからむから…」
「人権問題があるから…」
「日本を守るためだから...

言い訳はいっぱい出てくる。

和人、私も努めて"和人"になりたい。
一緒にいるだけで心和む、そんな人が増えたら、本当に世界平和も夢ではないのでしょうね。



Mさん、初めまして。
ありがとう!
こんなコメントがほしかった。
あなたの声が聞けて大変よかったです。


あんどうよしみ