
どうして気にならないの?
幼い頃から手芸を嗜んできました。
ありとあらゆることを経験して習得して、
40代になり仕事にしました。
お金をいただくからには「プロ」として向かい合っています。
手芸をお仕事として色々な方の作品を拝見しますが、
どうして?と思うことが度々あります。
今日は製作について綴ってみます。
どうして綺麗に作らないの?
手芸・ハンドメイドを仕事にするという前提にお話しします。
教えるにして、売るにしても、
商品として、
『作品を綺麗に作れる』ことは最低限のことだと思っています。
個人差があることは承知の上です。
綺麗にできないならできるように学ぶ、
綺麗にできるまでは売らない、
そんな気概が必要だと思っています。
ですが、現状はかけ離れていることも多々。
完成が綺麗ではないものがたくさんありますよね。
カット1つとってもその方の技量がわかります。
デザインを考えている本部教室の立場で言いますと、
綺麗でない当教室のデザインのものを見た時は心底『残念』です。
”原作と程遠い、、、”
”このまま他の先生方に伝わるのかな?”
”どこのポイントが分からないのかな?”
そんなことをぐるぐると考えてしまいます。
営業活動に使うために、
『どうして綺麗に作らないのかな?』という素朴な疑問です。
写真撮影も同様です。
「商品」をより良く魅せる努力が必要です。
綺麗にこだわってほしい理由
私が何ヶ月も何年もかけて作り上げたデザインもあり、
だから大切にほしいという部分もあります。
しかしながら、
一番の理由は「伝わっていくもの」だからということ。
当教室からAさんへ、AさんからBさんへ、BさんからCさんへ。
レッスン化をすれば、この流れでどんどんと広がります。
どこかで捻れたら、、、
Aさんが作り方を変えてみた、
Bさんがそれをもっと変えてみた、
Cさんに至ってはデザインもいじってみた、、、
そんなことになれば原型・オリジナルは保たれるわけがありません。
今までに作った30作以上のテキストは宝物です。
誰かが本部の画像を見て、
それを習えるCさんのお教室を探して受講したら、
あれれ???となるということです。
信用問題にも関わりますよね。
レッスン料や登録料は一緒の金額で、テキストも一緒。
それでいて本部の指導内容もデザインも崩れていることは、
その先に繋がるお客様にとっては失礼の何ものでもなくなります。
基本に沿ってお伝えすることがとても大切なのです。
製作ではありとあらゆる可能性を考えて、サイズなどは何度も調整。
新作では100個以上作ることも普通です。
さいごに、
当教室のレッスンをしてくださっている先生方には、
本部の内容を伝える大切な役割を担ってくださっていると思っております。
毎日、多くの先生方がご指導してくださり、素敵な作品が誕生しています。
感謝しかありません。
目の前のお仕事やお客様に真摯に取り組むことは、
実績と信用が積み重なっていき、
その次へときっと繋がりますね。
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