３月通信は、祖先神への祭祀の甲骨文です。

書いて味わう甲骨文‼甲骨文の王系表を落合淳思先生の『殷ー中国史最古の王朝』に拠って作りました。この表をもとにして、祖先神を含む甲骨文を読んでいこうと思っています。安東麟（あんどうりん）

古代文字専門の書道教室では、ただいま、祖先神の甲骨文を読んでおります。甲骨文を刻し始めた王は、武丁（ぶてい）です。武丁の行った祖先神の祭祀などにスポットを当てて読んでいきます。

今回は、「祖先神に酒の儀礼」、さあ、王系表を眺めた後は、臨書してみましょう。書道教室通信サポート動画です。古代文字専門の東京の書道教室です。よろしくお願い致します。安東麟（あんどうりん）

甲骨文の祖先神の王系表は、以前天来書院甲骨文の王系表をもとに作ったことがあったのですが、

どうも分かりにくくて、ずっと避けてきました。

しかし、今回、落合先生の『殷ー中国史最古の王朝』を眺めて、見続けて、読んで、読みまくったら、

なんとなく、イメージが湧いてきたので、

これならば、きっと資料も作れるだろうと思い、思い切って祖先神の甲骨文を纏めてみることにしました。

まずは、非常に分かりやすい酒の儀礼の甲骨文を書いていきたいと思います。

祖先神がとても分かりやすい甲骨文です。

落合先生が、これらの先祖を上部に挙げた王系表を作ってくれているので、殷代前期、中期、後期の流れも分かる。

この王系表を持っていれば、祖先神が出てきたら、すぐ、確認して、難なく読み取れるかなと思っています。

2024年3月3日　あんどうりん