本日は南多摩病院、セントラル病院分院、本院、松濤をまわり、東京都国保団体連合会による介護給付費等審査に参加しました。

これは介護保険者からの受託で、居宅サービス事業所や居宅介護支援事業所、そして介護保険施設等から提出される介護給付費等の審査を行うものです。

その後、アジア問題について意見交換をさせていただき、東京都医師会に立ち寄った後、職員のご家族のご葬儀に行ってまいりました。

 

その後、八王子老人保健施設協議会定時総会に参加いたしました。

八王子老人保健施設協議会(八老協)は、八王子市内にある7カ所の介護老人保健施設の集まりです。実は、このような市町村規模で運営される「地域密着型」の老人保健施設協議会は全国でも他に類を見ないものです。八老協は、この「地域密着型」の特性を生かして、介護の必要なお年よりや、介護をされているご家族に、医療サービスとケアサービスを総合的に提供し、地域や家族との結びつきを大切にし、『住み慣れたこの町で、昔なじみの人達に囲まれながら、豊かな老後をすごしていただく』ことを実践しています。

 

冒頭、本年度から八老協へ入会した珠泉会アメイズ理事長 市村義久先生より「八老協の輪をできるだけ円滑に、風通し良く老健8か所が有機的に結び付き合って地域の方々に出来るだけ恩恵が受けられるような運営を行っていきたい。八老協の末っ子と思って可愛がっていただければ」と挨拶がありました。

 

総会が始まり、平成28年度八老協会長ゆうむ 斉藤秀樹理事長より「八老協始まって以来初めて新しい仲間が加入し、今から老健の経営は非常に難しく色々な悩みがたくさん出てくると思うが、皆で知恵を出し合っていい老人保健施設を運営していきたい」との挨拶がありました。

その後、各議案に関して滞りなく報告が行われ、本年度は役員改正の年に当たり、総会の最後に平成29年度 新会長になるに当たり「来年は診療報酬・介護報酬同時改定そしてまた第7期医療計画から第7期介護保険事業計画等様々な事が行われるという事で、別名惑星直列と言われている年がきますけれど、2018がスタートで本番は2025・2030、東京で言うと2040というところではないかと思っています。地域包括ケアの中心になるのは老人保健施設しかないのではと思っております。八王子から東京・日本の介護と医療を変えるという事が出来てくるのではないかと思っています。七転び八起きではなく七転び八王子で!七転八倒ではなく七転八王子で!乾杯ではなく、乾八王子で!(笑)」と挨拶させていただきました。乾杯のご挨拶で三連発の冗談を言ってしまい、我ながら変な人間です(笑)(笑)

 

総会終了後、東京都老人保健施設協会会長であるぐらんぱぐらんま理事長 平川博之先生より『最近公表された老健関係資料と外国人介護職について』情報提供があり、「老健施設強化型13.1%、加算型28.3%、半分以上が従来型であるという事を国は言っており、施設のリハ職平均3.2人、通所リハは2.2人と基準より多くのリハ職が配置されている。入所者のうち3割は過去にも自施設入所経験があり、自施設の退所者の24.4%が自施設のショートSを利用している。自施設の退所者のうち通所リハ利用者は7.3%となっている。強化型については稼働率95%以上15.1%、加算型で24.7%、従来型で40.1%と強化型に走れば稼働率は落ちてしまう。9割の稼働率で利益が出るような仕組みでないと強化型を算定する施設はいない」等話がありました。またデイケアとデイサービスの差異について「デイケアについては向上・変化なしが26.6%・53.3%となっており、デイサービスでは12.4%・51.6%となりデイケアは非常に踏ん張っている」との話がありました。また外国人介護職の受入について「EPA・技能実習生・介護留学生」等の話がありました。

 

私が思うに、老健施設等の介護施設において、その収入は公定価格で決められているため、自由度の狭い経営を余儀なくされます。そのため、国が老健施設の質とマンパワー確保、そしてビルメンテナンスも含めた適正利益水準を示すことが重要になるでしょう。

その後、南多摩病院のドクターの歓迎会に行ってまいりました。皆さん若くてとてもいい先生方です。

最後に再度、南多摩病院をまわりました。