東京青年医会の早朝勉強会でスタートです。
 

まず竹川代表から、東京都病院協会代表として第2回保健医療計画推進協議会に出席、病床整備区域事業推進区域が決まった策定部会での議論の推移が報告されたこと、当該協議会の問題として医療計画を策定した東京都自身が評価までしている点(すべての評価がB〈順調に推移している〉)を改善していくことになったこと、都病協として中小病院の経営の厳しさや地域医療構想に精神病床が入っていない問題を提言したことのご報告、ノーベル賞を受賞された大村先生が北里大学研究室で「研究を経営する」というビジョンを掲げていたというお話がありました。
また私から、事業推進区域に関して、新しい5疾病・5事業を作っていくということで、都医の尾﨑会長もCOPDを加えたらどうかとご発言されており、皆様の意見を幅広く大募集している、とお願いさせていただきました。さらに、初参加である、東京都保健医療公社豊島病院院長の山口武兼先生が、公立病院も経営改善という意味では民間病院と同様であり青年医会で勉強していきたいとご挨拶されました。
本日の勉強会の講師は、東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教授渋谷健司先生です。「日本の保険医療の将来ビジョン:保健医療2035」というテーマでご講演いただきました。渋谷先生は「保健医療2035」策定座談会の座長をされ、提言書をまとめ上げました。その提言書の狙いを詳しくご説明いただきました。
なぜ2035年か?というと、2020年、2025年を見据えたビジョンはあっても、その先を展望したビジョンがないからである。団塊ジュニア世代が65歳に差しかかる20年後の社会に対応するため、保健医療のあり方を質の改善、患者の価値中心、当事者による規律、ケア中心へと根本的にパラダイムシフトすべき。患者にとっての価値と費用を考慮し、2035年までに“より良い医療をより安く”という価値観へ転換しなければならない。少子高齢化の急速な進展、疾病構造の大幅な変化、技術革新を含めた医療ニーズの変化等に対し、現在の医療制度や提供体制が十分に対応しているとは言い難い。医師の偏在、地域差等を考慮した診療報酬体系やインセンティブを設定する必要があるのではないか。諸外国の保険医療水準も向上させることで、わが国の保険医療の向上・経済の成長に資する好循環を生み出し、日本の国際的評価を高める。といった政策提言をされたということです。
質疑応答では、「世界最高水準の医療と持続可能な保健医療システムの両立をいかに図るか」について、国民の価値観転換には時間がかかるので小中学生の時から教育に力を入れなくてはならない、大学や臨床での医学教育で臨床倫理を育てる必要がある、社会共通資本としての医療への国の介入と個人の選択のバランスが大事、といった意見が出ました。
最後に私から、渋谷先生に官も民も誰でも利用できる中立的なデータセンターを立ち上げてほしい、保健医療2035は、青年医会の政策提言ルール「フェア・リーズナブル・シンプル」に通じるものがある、因習を重んじる医療界にとって待望の画期的な提言であり抵抗も多いだろうが頑張ってほしい、日本だけでなく世界の保健医療のグランドデザインを描いてほしい、とご期待と要望を述べさせていただきました。
渋谷先生、本日は大所高所から中長期的な保健医療のあり方についてご説明いただき大変勉強になりました。早朝から勇気の出るお話、本当にありがとうございました。

 

その後、セントラル病院松濤、分院、本院をまわりました。


その後、東京都医師会に立ち寄りしました。


その後、全日病の第3回看護師特定行為研修検討プロジェクト委員会に出席しました。

主な議題は、以下の通りです。
(1)指定研修機関の支援プロジェクトについて
(2)看護師特定行為研修指導者講習会について
(3)看護師特定行為における標準的な手順書作成事業について
(4)その他
これは、現在指導者研修会が行われていますが、今後全日病の会員病院が研修先と
なって行う研修に関する打ち合わせです。
全日病の役員病院の医師をはじめ、スタッフや会員の方々のスタッフも総力戦で頑
張っていきたいと思います。


 

その後、永生病院、南多摩病院をまわりました。


その後、全日病の総務・財務委員会に出席しました。
主な議題は以下の通りです。
1. 平成27年度入退会状況について
2. 平成28年事業計画・予算編成作業日程(案)について
3. 中央社会保障医療協議会総会について
4. 社会保障審議会医療部会について
5. 健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会について
6. 台風18号等による被害調査結果について
7. 全日本病院学会について
 

その後、全日病の広報委員会に出席しました。

議題
(1)全日病ニュースについて
(2)全日病HPについて
(3)HOSPEX Japan2015について
(4)その他

今回から、新しく3人の委員方が参加されることになりました。お名前をご紹介します。
① 医療法人赤枝会 赤枝病院院長 須田雅人先生
② 社会医療法人石川記念会 HITO病院理事長 石川賀代先生
③ 佐賀大学医学部 肝疾患医療支援学講座 肝疾患センター教授 江口有一郎先生

  これで、パワーアップになります。

今回は、全日病ニュースをリニューアルすることになります。よいものにしていきたいと思います。また、各都道府県で現在検討中である地域医療構想について、話が盛り上がりました。是非、ニュースの中にも各都道府県の状況を盛り込んでいきたいと思います。
今回、行く先が重要視されている慢性期医療、特に介護療養型医療施設、25:1の療養病棟入院基本料2の話がありました。

 


その後、日大医学部同窓会 企画、総務、財務、福祉・共済合同委員会に出席しました。 
主な議題は以下の通りです。
1.翠心際・若樹祭実行委員との第4回打合せ
2.継続審議事項の検討について
3.その他 
私の方からは、財務委員会の話題についてお話をいたしました。


その後、大変お世話になった先生の弔問に行ってきました。


その後、南多摩病院の医師の面談を行いました。


最後に、南多摩病院、永生病院をまわりました。