左右の手のしびれで久しぶりに来院された患者さん。
病院で調べたところ頸椎症という診断を受けていました。
右手は肘から下、左手は手首より下が全体的にぼんやりとしびれています。
しびれはありますが、握る力が入らないということはありませんでした。
以前来院した時は腰の痛みでしたが、それは10年近く前のこと。
しかし身体をみていくと、今回も首よりも腰に問題がありそうです。
腰と首は背骨が共に前湾しています。
だから首と腰の関係は深く、首の問題は腰から、腰の問題は首からということも珍しい話ではありません。
今回は腰の異常が顕著なパターンでしたが、頸椎症の原因が必ず腰にあるわけではなく、これはその人の身体をみて判断するしかありません。
三回の治療でしびれはほぼ改善しました。
しびれは厄介なケースも多いのですが、順調に回復して良かったと思います。