先日ある患者さんから相談を受けました。
あるヒーリングを受けてから身体がおかしくなったような気がしてという内容でした。
どのような内容のヒーリングか詳細は聞いてないのですが、ヒーリングでおかしくなることは確かにあります。
それは内容的なことによるものもあれば、術者の問題であることもあります。
またヒーリングそのものの影響ではなく、たまたまその後の調子の変動などにより、本人の思い込みで良し悪しを決めていることもあります。
ヒーリングはエネルギー調整を目的としていたり、場合によってはスピリチュアル的要素を含んだ内容であることがあります。
その中には本物もあれば怪しいのもやっぱりあって、見極めは実際に受けてみないとわからないものです。
ヒーリングがもし仮に何か悪い影響を及ぼしたとしても、それが何カ月も引きずるようなものなのか、そこをまず考えなくてはなりません。
もし何カ月も続いているのなら、それはヒーリングによるものではないと考える方が自然です。
なぜならどんな施術でも永続的に効果が続くということはないからです。
たまたまヒーリングが身体にとってマイナスに働いたとしても、実際に関節破壊などの器質的な変化までは起こりません。
エネルギー調整など、実態の伴わないものを調整する時はセットで身体の変化をわかりやすい形で感じてもらうということが大事だと思います。
例えば関節の動きが変化したとか、圧痛が消えたなどです。
行ったヒーリング内容を実態のあるものに落とし込めば、やってもらった側も、納得がしやすいはずです。
というかそれをしないのであれば、僕がもし受ける側なら、一回は受けても次はいかないと思います。
自身の問題が解決するなら、方法は何でもいいと思いますが、ヒーリングなど、ある意味特殊な方法になるものを選択する時は、この点を考慮してもらうといいかもしれません。