ときめき制作工房Story Songへ

ようこそ♪


ブーケ2初めましての方はこちらからブーケ2


タイトル:甘い香り


目次

♣︎王子様彼編

1.知らない君に恋をする。

2.恋に変わる、その時に。


♠︎俺様彼編

1.満たされる、心。←今ココ♪

2.彼side.君の知らない想い。

3.見ている世界の中で。-前編

4.見ている世界の中で。-後編

5.深夜2時のワンダーランド



 



こんにちはブーケ2


今回は、タイプの違う【彼】で進めてみようかなと思います。 



前回は王子様タイプだったけど、その逆!

俺様タイプで進めてみようと思います!!


さてどんな感じになるかなぁ?



それでは、早速ストーリーを進めていこう!



よりリアルに楽しめるように、登場人物の性格、関係性を掴んで、本当に実際にそういう人がいると思ってみよう! 


今回のストーリーの初期設定


【彼】

性格
俺様!

その他設定。容姿端麗、頭脳明晰、全てにおいてハイスペック!!有言実行。欲しいものは必ず手に入れる!

あなたとの関係

友達レベル


おすすめ設定

部署の違う同期、同僚
(またはしっくりくる設定を決めてね!)

その人物の存在を自分の好きなようにイメージしよう。


好きな彼がいるなら、その彼にしてみても楽しいと思う!もちろん2次元でも2.5次元でも、好きな人を当てはめてもOK!ただ、性格的に当てはまらなかったらごめんね!


そして、あなたは、このストーリーの

【私】目線を【自分】目線として

体験しながら読んでもらえたらと思います!


準備はいいでしょうか?

それでは、スタート〜!!








なんで私はここにいるのか?

今、私が一番聞きたい。



何回もこちらから誘ったのに

「行かない。めんどくせー」と

断り続けられていた映画だったのに…


だったのに!!


本日、その映画を彼と見に行って、その帰り道、少し小腹が空いたからと立ち寄った喫茶店でケーキを食べている私。



目の前には涼しそうな顔をしながら、

コーヒーを飲んでいる彼がいる。


私の視線に気付いたのか


「…何?」


私に問いかけてきた。

いやいや、それはこっちのセリフだよ!

この状況をまずは説明してくれない?



一昨日の夜


[明後日、空けとけよ]


って連絡が来たことを思い出す。



私に予定入ってたら

どうするつもりだったのよ?

しかも、映画行くなんて聞いてなかったし。


言いたいことは沢山あるけれども、

まあ、でも、映画見にこれたのは嬉しかった。やっぱりすごく楽しかったから、

まぁそれはそれでよかったんだけど。うん。

そんなことを思っていたら



「…なんだよその顔!笑」



私の顔を見て突然吹き出す彼。

私の顔が何なのよ?

本当に失礼じゃない?!もう!


そんな私の怒りをよそに



「それにしても、

なかなか面白い映画だったな!

最後のあの展開は正直予想してなかった。」



彼から映画の感想をもらう。

彼も楽しんでくれていたのがわかり、

嬉しくなった。よかった!

この映画、絶対彼も好きだと思ってたんだ!

ついついニンマリしてしまう。



「…」



じーっと見られている。

彼の視線を感じる。


その視線に目を向け、

どうしたのか聞いてみると、



「何でもねーよ。」



そう言いながら、

コーヒーのおかわりを注文する彼。



誘い方は強引だったけど、

今日映画を見に連れ出してくれたのは、

正直なところ嬉しかった。


というのも、実はつい最近、

仕事で大きなミスを起こしてしまい

沢山の人に迷惑をかけてしまった。


上司からも散々言われて、

まだめちゃくちゃ落ち込んでる。


なんだか空回りしているような気がする。


これでも頑張ってるんだけどな。


だから、今日も

本当は出かける気分でもなかった。



コーヒーを飲み終えた彼が腕時計を見ながら



「17時…、そろそろ出るか。」



そう言われて、私も帰りの支度をする。

喫茶店の外に出ると、

ちょうど彼に電話がかかってきたため、少し離れたところで彼を待つ。



さて、この後どうしよう?

やっぱり家に帰ろうかな。

そんなことを考えていた時だった。



突然、1人の外国人から話しかけられた。

何だか慌てているようで捲し立てるように

ペラペラ英語で話しかけてくる。


えええええと、えあええええ?!


ど、どうしよう。私英語苦手なの〜!!



突然の出来事にあたふたしていたところ、、





「Is there anything bothering you?」


流暢な英語が隣から聞こえてきた。

電話を終えた彼が私たちの間に入ってきたのだ。


彼との会話で

その外国人も安心したような表情になり、

笑顔でお礼を言い足速に去っていった。


彼曰く、先ほどの外国人、

道に迷ってしまったらしく、遅刻しそうで困っていたとのこと。


すごい!こんな流暢に英語を話せるなんて!

尊敬の眼差しでそんなことを伝えると



「はぁ?このくらい普通だろ。」



とあっさりした返事が返ってきた。

これが、、ふ、、、ふつう。。。。


この前の仕事の失態といい、

英語といい、私は何でこんななんだ。。。

自分が情けなく思えてきた。ゔぅ…。


もう帰ろう。



隣を歩く彼に、今日はこれで帰ると言おうとした時だった。




「…今回のプロジェクトの件、大変だったな。」




彼の言葉に、私の周りの空気が張り詰めた。

何で…知ってるの?

一気に胸がざわつく。


と同時に「何でそのくらいできねーんだよ。」いつも言われる彼の言葉が頭の中でこだまする。



普段ならなんてことはない言葉なんだけど、

今の私にはキツい言葉。

また言われる…!

ぎゅっと手を握り締めた時だった。




「あれは、お前のせいじゃねーよ。」




え?

予想外の言葉に隣の彼をバッと見上げる。


そんな私の反応を、彼は一瞬目を丸くして見る。



「え?ああ、あのプロジェクトだけど、

俺が統括することになったんだけど、あれ?

言ってなかったっけ?」



「ってか、お前の上司、あれ何なんだよ。笑

なんであんなのが上に立てるのか

不思議っていうか、笑えるんだけど。笑」



「…ま、今回の件は、もう気にすんな。

どうにかなる。」



いつもの余裕そうでなんとなく

楽しそうな表情をしながら話す彼。



「ああ、それから」



彼はさっきまでの楽しそうな雰囲気を引っ込めて、こう言ってきた。



「お前さ、1人で突っ走り過ぎなんだよ。

何でもかんでも1人で背負うもんじゃねーだろ。

特に今回の件は。よく考えろ。」



「それから、」



「相談でも何でもいいから、

少しは俺を頼れ。いいな?」




言葉が出なかった。

その場から動けなくなってしまった。



今回のプロジェクトで、

誰も私を助けてくれる人はいなかったから

本当はすごく怖かったから。



彼の言葉に、何かが内側から

溢れそうになるのを必死に抑えていた。



「何つったてんだよ。ほら、いくぞ。」



「あそこのアップルパイは、

マジで美味いんだ♪そろそろ時間だな!」



アップルパイ?時間?何のこと?そして、

さっき私ケーキ食べたの見てたよね?と

次から次に言葉が浮かんでくるんだけど。



なんなんだろう、この人は。

いつも振り回してくるくせに、ピンチの時は助けてくれて、こういう時には必ずそばにいてくれる。



「おーい!置いてくぞ!」



少し先を歩く彼が振り向いて、私を呼ぶ。

彼には何だかんだ逆らえない自分を不思議に思いつつ、彼の元へ急いで駆け寄る。



あんなに言いたいことあったのに、

何だか今、心が満たされているような感覚になったのは気のせいだろか?







はい、カット!!

お読みいただきありがとうございました。



映画見る設定は前回の王子様ver.と同じなんですが、全く違ったものになりました。



さてさて、このストーリーに関して

現在の自分の状況は把握できたかと思います。


が!!!書き終わって思いました。


これでは、彼のことが全く理解できない!!



この後、俺様【彼】の気持ちを

解説していこうと思ったけれど

あまりにも情報量が少なすぎる…!!



ただでさえ彼は、ちょっと分かりにくい。

考えてることよくわからないって

イメージあるかもだけど、結構単純で

いいやつだったりするんだ。



ちなみに、今回のあなたに対する

彼の優しさは半端ない…!ものすごくものすごーく気にかけているんだよ、実は。



そこを知ってもらうには、

彼サイドのストーリーも書く必要がある!!


よし!!書こう!!!!



次回の彼サイドストーリーと解説で、

俺様彼の想いをとくと思い知ってちょうだいな!!!



ぜひ彼の想いを受け止めながら読んでみてね!




それではまた!

お読みいただきありがとうございましたチューリップピンク