チームメンバーが考える「生きる力」その3 | 親子心理研究所 ~不登校、登園・登校しぶりの子の「生きる力」を考える~

親子心理研究所 ~不登校、登園・登校しぶりの子の「生きる力」を考える~

親子心理研究所は、不登校、登園・登校しぶりの子の生きる力について考える心理師のチームです。
月に1回~2回、オンラインでお話会をします。
お問い合わせはWEBサイトにお願いいたします。 https://andfinallydare.jimdofree.com/

臨床心理士・公認心理師の加藤千幸です。

私の考える「生きる力」とは、2つあります。
1つは頼ること、もう1つは挑むこと。

漫画『ONE PIECE』の主人公ルフィのセリフで、好きな言葉があるので紹介します。


強敵アーロンを前に「オレは剣を使えない。航海術も使えない。料理もできない。ウソもつけない。助けてもらわないと生きていけない自信がある」と言います。

そして、自分を助けてくれる仲間たちを守るために「(オレは)お前に勝てる」と言い、本当にアーロンに打ち勝ちます。
身近に考えてみますと、今着ている服、今日食べたご飯の食材、昨日歩いた道路、どれも誰かが作ってくれたものでしょう。
普段意識されにくいかもしれませんが、私たちは生きるために多くの誰かに頼っています。
逆に、頼れる対象が限定されてしまう状態が「依存」であるという専門家の説もあります。いろいろな人や物を頼るというのは大切な力だと思います。

そしてもう1つの挑むことですが、これも実は周りからの関わりが大切と思います。
ルフィのように何か1つ自分にできることを見つけていく過程では、失敗も多くあるでしょう。
失敗しても「ナイスチャレンジ」と支えてくれる人がいるからこそ、挑み続けることができ、誰かの助けにもなれるのだと思います。
これらの考えを広めていけるといいなと思うところです。
 

子どもたちの生きる力とは


チームメンバーが考える生きる力 その1

チームメンバーが考える生きる力 その2
チームメンバーが考える生きる力 その3 →この記事

 


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