臨床心理士・公認心理師の加藤千幸です。
私の考える「生きる力」とは、2つあります。
1つは頼ること、もう1つは挑むこと。
漫画『ONE PIECE』の主人公ルフィのセリフで、好きな言葉があるので紹介します。
強敵アーロンを前に「オレは剣を使えない。航海術も使えない。料理もできない。ウソもつけない。助けてもらわないと生きていけない自信がある」と言います。
そして、自分を助けてくれる仲間たちを守るために「(オレは)お前に勝てる」と言い、本当にアーロンに打ち勝ちます。
身近に考えてみますと、今着ている服、今日食べたご飯の食材、昨日歩いた道路、どれも誰かが作ってくれたものでしょう。
普段意識されにくいかもしれませんが、私たちは生きるために多くの誰かに頼っています。
逆に、頼れる対象が限定されてしまう状態が「依存」であるという専門家の説もあります。いろいろな人や物を頼るというのは大切な力だと思います。
そしてもう1つの挑むことですが、これも実は周りからの関わりが大切と思います。
ルフィのように何か1つ自分にできることを見つけていく過程では、失敗も多くあるでしょう。
失敗しても「ナイスチャレンジ」と支えてくれる人がいるからこそ、挑み続けることができ、誰かの助けにもなれるのだと思います。
これらの考えを広めていけるといいなと思うところです。
チームメンバーが考える生きる力 その2
チームメンバーが考える生きる力 その3 →この記事