心理師の霜丘麻依です。
今日は、教室外登校の子どもたち①の続きです。
①の記事でも書いた通り、教室外登校は、
学校の取り組みとしてもまだ過渡期でもあり、
わたしが知るだけでもいろいろな形で行われています。
教室外登校で毎日くる、という子はさほどいなくて、
たいていは1週間のうち1日から数日、
時間も1時間から午前まで、
あるいは他の子と会わないように放課後に少しなど、限られた時間です。
それでも、まったく学校に行かないよりはよい、
という子たちが、学校といろいろな交渉の上で
それぞれの形にまずは決めて、定期的になっていくようです。
学校にきて、何をやっているかも、
その子それぞれで異なります。
うちの長女も中2から中3は、
職員室前の廊下のヘルプデスクという半円の机に週1~週2いっていましたが、
本人はほとんど絵を描いていたそうです。
PCでずっと好きなことをしている子、
塾の宿題をやっている子、
先生からプリントをもらったり学校のワークブックをやっている子などいろいろでした。
学校の行事に、出れそうと思ったら出たりもします。
長女は、宿泊行事は全部パスしていましたが、
お友達に誘ってもらって職業体験と体育祭は出ました。
本人は当時さほど乗り気ではなかったのですが、
やはり何かしら体験しているのとそうでないのは違うので、
本当にありがたかったです。。。
そうそう、
学校の教室には入れないけれど、
塾に通っているという子はわりといますね。
教室外でも、ほんの少しでも学校につながっていることで、
先生たちも気にかけてくださいましたし
受験について相談したりもしやすいということはメリットだったのかなと思っています。
学校ができる限り柔軟に対応してくださることを願いつつ、
保護者としても、
子どもの状態をよく把握しながら気長にできることを一緒に見つけていけるとよいのかもしれないですね。