長女の不登校時代 | 親子心理研究所 ~不登校、登園・登校しぶりの子の「生きる力」を考える~

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心理師の霜丘麻依です。

長女の不登校時代の続きを書きます。→vol.0はこちら

学校嫌いの中でも、
実際に不登校に入るきっかけはさまざまなタイプがあるようですが、
(いつか記事を書きます)
長女はいわゆる中2病タイプでした。

心の闇が先で、その後、
学校にいくことに少しの価値も見出せなくなる、という順番でした。

自分で「学校に行かない」と決めたことはよかったと思うのですが、
長く家にいると、その弊害が大きくなっていきます。
人に会わないし、小さなチャレンジや達成の経験を積んでいかないので
結局は
「自分は他人とうまくいかない」
「何もできることがない」
「世の中に興味が持てない、将来に希望がない」
という気分になっていき
自分をちょっとでも好きだな、と思う機会がないまま時間が過ぎます。

ものすごく荒れていたのは2年くらい。
その前後も学校という場所で何かを得ることを放棄していましたので
わたしも随分しんどかったなあと今でも思います。

正直、ダメージが大きかった出来事は
詳細に思い出そうとすると冷静ではいられないので
あまり詳細に入らず、
ゆっくり全体を俯瞰するように見渡して、
この記事を書いています。

中2病という言葉はわたしは好きでよく使いますが、
いいところの一つは、
その時期の病なのだからそのうち終わると思えることです。
実際、長女の心の闇が少しずつ薄まってきたなあと感じたのは中3でした。

なんのやる気もない、朝から晩まで寝ている、
という状態だった彼女が
高2の現在、アルバイトと予備校に明け暮れ、
いろいろありながらも
自分の望みをかなえることに前向きになっています。

ちょっと闇を抱えやすいところは残っていますし
中学生で多くの子が身に着けるようなことが
すっぽり抜けているため苦労もありますが、
それでも、自分の人生を生きることに納得したように見えます。

どの子もみんな違う、というのが大前提ですから
だから大丈夫ということは言えませんが、
それでも、これを読んでくださっている方が
「明けない夜はない」と思えるきっかけになったら嬉しいです。
 

 


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