心理師の霜丘麻依です。
今は法律によって、学校や教室に入れない子たちをムリに戻さなくてもよい、教室以外のその子に合った場所で学びを確保すること、ということが決まっています。
この画期的な法律(教育機会確保法)についてはまた書きます。
今日はいわゆる別室や、教室外登校の子どもたちについて。
「別室」というのは、不特定のお部屋のことではなくて、決まった空き教室で、決まった曜日・決まった日時にそこにきてもよい、という運用になっている学校が多いと思います。
ほとんどの場合、子どもたちがいつでもふらりといけるような感じではないです。誰か大人がいないといけないですから。
たとえば、図書室ならいけるとか、SC室なら、保健室なら、通級のお部屋ならとか、
あとこの先生がいてくれるなら、という個別のニーズにきめ細かく対応するのは本当に大変で、やってあげたくても実質できない、というのが現状です。
でも、たまたま、学校の工夫や資源のすきまで、イレギュラーな登校ができているという子もいます。
本当にたまたま、そういう子たちと定期的にお話しできることがあるのですが、
担任の先生がどう評価しようと、
「できることをできるだけする」ということを選べる子は強いなあ、と思います。
無理せず、周りに合わせすぎず、自分のための行動ができること。
それが、まさに生きる力だからです。
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