GROM君はとても良く出来た完成度の高いバイクだと思いますが
難点はやっぱりあります。
特に「ミラーの見え辛さ」が有名で、実際難儀していました。
タイ本国では痩身の人が多くて気にならなかったのかもしれませんが
僕が乗ると特に着膨れする冬場ではミラー面積の2/3には常に自分の腕が
写り込んでいる状態でほとんど用をなしませんでした。
そんなわけでずっと取り替えたかったのですがようやく良さそうなものが見つかりました。
バレンネオミラーC_ANC-102
安定のタナックス製。
ナポレオンのラジカルミラーはカブにも使っていますし以前乗っていた
バイクでもずっと使っていたので安心です。
バレンミラーって変な名前だなと思っていたのですが
BAREND MIRROR
バレン ミラー…
ローマ字読み???
と思ったけど普通のハンドルマウントのミラーにも同じ商品名が付いてました。
なんだろね？
バーエンドミラーなるものを一度試してみたくてずっと悩んでいました。
定価は1本8,000円くらいするのでミラーの中でも高級品の部類ですが
中古の出物を発見して思い切って購入しました。
ミラーは重要部品ですので安物を買って後悔しないようにしました(中古品ですけど)
本当は黒が良かったけど仕方無いなぁと思っていたのですが買った直後に
同じくらいの値段で黒の中古を見つけてしまいショックでした。
届いた物は程度もとても良くて付属品も綺麗に残してあって大事にされていた感じなので
こっちで良かったかもしれませんが。
バーエンドにキャップなどを取り付ける時に大事なのは
スロットルと干渉しないようにする事です。
昔オフ車に乗っていた時、転んだ拍子にバーエンドのキャップが押し込まれて
スロットルが固定されてしまい往生した事があります。
このバレンネオミラーには色んなハンドルに取り付けられるように
ステーやスペーサーがたくさん入っています。
GROMは純正のバーエンドがM6のネジで固定されているので
このネジ穴を利用して取り付けます。
グリップのゴムとミラーが干渉しないように付属のスペーサーを入れるだけです。
今回は1枚だけで大丈夫でした。
ちなみに、GROMのバーエンドですが噂通りめちゃくちゃ取れにくいです。
インパクトで叩いたりパイレンで掴んだり色々試しましたがどれも効果が無く
最終的にエアインパクトを使ったら取れました。
他の部分もですがとにかく各部が鬼トルクで締め付けられているようで、
この前タイヤ交換してもらった時のバイク屋さんは
「このバイクレッ〇バ□ンで買ったでしょ」って言ってました。
〇ッドバロ〇は鬼トルクで締めるらしいです…
取り付けるためのネジはM6で付属していないので買ってくる必要があります。
一応ステンレス製にしました。長さは25か30です。
ミラーの穴が元々M8用でちょっと大きいので座金も忘れずに買います。
固定に関してはさすがのタナックス。
かなりガッチリ固定してくれてブレの心配もありません。
ハンドルへの取り付け部とアームの根本、ミラーの根本と3か所調整できる場所があるので
良い位置に調整するのに結構大変でした。
ミラーの根本がオフセットしているところが気に入っています。
自分の理想としてはもっとアームが長くてハンドル上側というより
前方にミラーを配置するように
したかったのですが構造上無理でした。
大雑把に言うと車のフェンダーミラーの要領で前方に出した方が見やすくなるはずだからです。
この「NAPOLEON」のロゴが入ったアームを前方に向くように配置したかった。
干渉を避けるためにレバーもショートタイプを用意したのに無駄でした。
それでもなるべく前に出そうとするとミラーと手が干渉しそうになります。
自分が20年来使っている春秋用ボロボログローブではギリギリでしたが
冬用は無理そうです。
手の近くに動きの妨げになる物があると、咄嗟の時など危ないかもしれないので
もうちょっと検討が必要そうです。
でも思ったよりも左右の張り出しは少ないし、
ミラーの見えも純正より断然見やすくなりました。
振動は全く気にならない程クリアに見えますしさすが老舗の商品という雰囲気です。
あとはちょっとオシャレしてる感が出て大変よろしいと思います。
これで楽しく通勤することができます。