長女の出産が無事に終わり、
分娩室で2時間ほど過ごした。
赤ちゃんはカンガルーケアの後
諸々の検査で健康を確認し
新生児室へ
私は胎盤やらなんやらの
後処置を受け、
夕食を終えるまで
分娩台で休憩。
この間だけは、
夫も一緒
数日ぶりの夫と
ひたすら話をした。
次に会えるのは、
赤ちゃんを連れて
退院してから。
たくさん会話して、
たくさん笑って、
夕飯もしっかり食べて
さっきまでの疲労は
すっかり吹き飛んでいた。
その後夫は帰宅。
私は看護士さん付き添いで
車椅子に乗せられ
無事にお手洗いを済ませ
大部屋へと移動。
今後の入院生活について
軽く説明を受け、
『今日は入浴なしで
休んでください。
母乳が必要になったら、
こちらから赤ちゃんを
連れてきますね』
と言われた。
新生児室は目と鼻の先。
可愛い泣き声が聞こえる。
ベットに横になり、
やっとぐっすり眠れる
そう思ったけど
全身筋肉痛
眼はパッチリ
心臓バクバク
まだ出産の感覚が残っていて
疲れているのに眠れそうにない
とりあえず夫にだけ連絡。
『出産の報告は
夫君からお願いします』
誰かと話したい気持ちをこらえて
携帯をおいて目を閉じる。
でもやっぱり眠れない。
昨日までと、
まるで世界が違って見える。
スキップしながら、
赤ちゃん
産まれました～
って言いふらしたい気分。
ああきっと今、私
産後ハイやな。
(新生児室すぐそこだし、
気持ちを落ち着かせるためにも
ちょっと覗いてみよう)
このときすでに真夜中。
『赤ちゃん、見られますか？』
そういうと、看護士さんがにっこり
『もちろんですよ。
元気に過ごしています
』
すやすや眠る我が子。
ずらっと並んだ新生児の中で、
我が子だけが光って見えた。
自分が産んだんか。。。
急に実感が湧いてくる
『お疲れさま、おやすみ』
そう声をかけて
そっと触れると
とってもいいにおいがした。
部屋に戻ると、不思議とすぐ
ぐっすり眠りにつけた。
ちなみに全身の筋肉痛は
その後3日ほど続く。。
