今日は節分でしたね。

我が家は娘がまだ赤ちゃんなので、
夫と自分用に恵方巻を買って、丸かぶりをするだけのとりあえずな節分でした。



夫は仕事の帰りが遅いため、私は家事と育児の隙を見てひとりで夜ご飯を食べています。



今日はお昼寝中の娘の横で、ひとりで恵方を向いて、願い事を唱えながら丸かぶりしました。




福豆も一応用意したんですが、
母の遺影にお供えしたので明日ゆっくり食べようと思います。




夫と暮らしはじめて、育った環境の違いを感じるのが、こういう行事ごとの日。




男性ということもあるのかもしれませんが、
夫は行事の日に特別それらしいことをしなくても平気なタイプです。




私はというと、父もそうですが、
離婚後も母は必ずささやかでも季節ごとの飾りつけをし、行事の日にちなんだ食事やスイーツだけでも用意してくれる人でした。




お正月、節分、バレンタイン、ホワイトデー
ひな祭りやハロウィン、クリスマス等‥





いつか私が、母に向かって
「お母さんは必ず、関係のないような行事もやるし、季節感を大事にするよね」と言ったとき


「しなくてもいいんだけど、行事にあやかって、美味しいもの食べたいだけウインク
なんて言っていました。


実は私もそうやって理由をつけて、美味しいものを一緒に食べたり、ささやかな飾りつけでも季節感を共有したり、そういう母との時間が好きでした。




なので、夫と暮らすようになってからは
母がしてくれていたことを私が引き継いでやっています。



そしてその度に、
母の遺影にもお供えをします。



心の中で、写真の母に語りかけます。
「今日は節分だよ。ちゃんとやってるよ」って





本当は、母に電話やLINEで報告したかった。



なんなら一緒に過ごしたかった。




母が亡くなって、季節がめぐるたびに
ささやかな行事の日の記憶がよみがえります。



なにもしなければ忘れてしまうような毎日に、
母が確かな記憶を残してくれていたことに気が付きました。





母がそうしてくれたように、
この先もずっと、夫と娘と、
たくさんの何気ない毎日を残していこうと思います。