20年間、カリタのC-90という電動ミルを使ってきたが、
20年振りに、timemoreC3sに買い替え。
C-90を買ったのは、確か2005年頃だったと思うが、
その時点でロングセラー商品だったので、
おそらく四半世紀くらい前の製品になるんじゃないかな。
今も売ってるのがすごい。
故障もなく働いてくれたのだが、さすがに設計が古い。
チャッピーに、豆20gを引いた時の微粉の量を聞いてみると、
以下のようになるらしい。
| グラインダー | 微粉量(g) | 割合(%) |
| ------------- | ---------- | -------- |
| Comandante C40 | 3.0~4.5g | 15~22% |
| TIMEMORE C3S | 4.5~6.5g | 22~32% |
| Kalita C-90 | 6.5~9.0g | 32~45% |
C-90は、微粉が多い傾向なのは、間違いないようですね。
というか、最新のミルの性能が上がって、微粉が出なくなっている、
というのが正しいのかも。
実際、C3sで挽いてドリップしてみると、C-90に比べて、
明らかにお湯抜けが良い。お湯がスーッと落ちていく。
原因は、微粉でしょうね。微粉が多いと、
・お湯に溶けて、泥のようになってしまう
・この泥状の粉が、粉にまとわりついて、抽出を妨げてしまう
・さらに、泥状の粉がペーパーフィルターに詰まってしまい、お湯抜けが悪くなる
といった状態になります。
C-90は微粉が多く、ドリップの後半は目詰まりしやすい、
C3sは微粉が少なく、目詰まりが抑えられている、ということになります。
お湯抜けが速いと何がいいかというと、
珈琲ドリップは、
・最初の方にフレーバーと酸味が出て、
・中間に甘み、旨味が出て、
・後半は苦味、渋味、雑味が出る
という感じで抽出されます。
ここで、後半のお湯抜けが悪くなると、抽出に時間がかかってしまい、
苦味、渋味、雑味が抽出されやすくなってしまいます。
後半のお湯抜けが良いと、ネガティブな味の抽出を抑えることが出来る、
という利点があります。
では、微粉は悪なのかというと、youtubeやブログでいろんな人が検証していますが、
・微粉を除去してドリップすると、あっさり、クリア、薄い、深みがない
・微粉を除去しない場合は、濃厚で甘み、苦みがしっかり、渋味もでる
みたいな感じで、確実に味に影響が出るどころか、微粉がないと物足りない
味になるみたいなので、別に微粉=悪というわけではなさそうです。
要は、適切な量があるということですね。
多すぎるのは困るけど、全くないのも困る。
C-90は、微粉が多め
C3sは、微粉が許容範囲内
という感じですね。
20年以上前のC-90と、最新のC3sでは、設計思想自体が進化していて、
明確に性能が上がっていました。
良いものを長く大事に使う、というのも大事ですが、
テクノロジや設計思想は常に進化しているので、
新しいものを試す、というのも楽しいです。