拝啓 栗木竜平様
日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしですか。私は、ひっそりと秋を楽しんでいます。
何をここで書こうか悩んだのですが、今日は最近僕が感じている“季節”についてお話しようと思います。
先日、台風が上陸した後に関東は気温がぐっと下がり、まさに文字通り秋が深まってきましたよね。そして、空気の澄んだ秋晴れの日も出てきましたね。そうなってくると段々と、物寂しく人肌恋しくなってきます。そんな秋が私は個人的に大好きです。
そんな哀愁漂う季節なんですが、今年私は、そのひやりと澄んだ秋の空気に触れた時に、ふっと頭にとある光景が浮かびました。
それは、私が高校3年の秋頃の思い出でした。学園祭やら、学校からの帰り道やら。
特に、大した出来事があったわけでもなかったのに、何故かその頃の光景が鮮明に蘇ってきました。そして、心の奥底から染み染みとしてきました。
実を言うと、このような感覚は他の季節にも生まれることがあります。12月の厳しい寒さに身震いをすると、年末家族で家の大掃除をする場面が。春先の生温かい風を浴びると、新学期の心地よい緊張感が体の中から沸き起こってきます。
人の肌には、記憶や思い出が詰まっているのだな、と感じ、自分は日本人であることを改めて悟った今日この頃でした。
そして、最後に、この季節の感覚に似たものを私は吉瀬美智子の出演する、『NIVEA』ボディーウォッシュのCMを見て感じます。
敬具
2013年10月3日
やかべ



