こんにちは。
あまり雪が降りませんね。
通勤や日々の生活は雪が無いと楽で良いのですが、スノーボードにはまだまだ足りません!!
北陸はウィンタースポーツのシーズンも短いので(3月上旬ぐらいまで)もっと積もってもらわないと困ります!!
ここでどんどん積もってもらわないと見る見るうちに無くなってしまうんですよ!!
ほんとに困ります!!
すみません、私情をはさみました。
さて、出ました、本日の表題。
真面目なパンに関わる表題です。
11月のパン酵母のお話でも後半に出て参りましたあいつです。
そうです、「イーストフード」です。
上記の投稿でも言及しておりますが、「イースト」と「イーストフード」は全く違います、完全に別物です。
「大阪」と「新大阪」、「神戸」と「新神戸」、「札幌」と「新札幌」、それぐらい違います。
わかりにくいですね。
切り替えましょう。
イーストはパン酵母、イーストフードは食品添加物です。
イーストフードはイーストの栄養源、すなわちイーストが食べるものです。
ドッグフードは犬の栄養源、犬が食べるものです(いらない例え)。
ざっくり言うと。
イーストフードは、パン酵母を活発にさせて発酵をパワーアップさせるものです。
短時間で大量にパンを作るにはとても助かるものでしょう、小麦粉の量も節約出来るみたいです。
写真はイメージです。
そしてここからが重要です。
そのイーストフードって総称なんです、特定のナンチャラを具体的に指すものでは無いのです。
(得意の)ウィキペディアによると、下記の16種類が認められているそうです。
【化学合成で作られるもの】
塩化アンモニウム
塩化マグネシウム
グルコン酸カリウム
グルコン酸ナトリウム
炭酸アンモニウム
炭酸カリウム(無水)
炭酸カルシウム
硫酸アンモニウム
硫酸カルシウム
硫酸マグネシウム
リン酸水素二アンモニウム
リン酸二水素アンモニウム
リン酸一水素カルシウム
リン酸二水素カルシウム
リン酸三カルシウム
【天然由来のもの】
焼成カルシウム
で、この中から数種類を使うことが通常のようです。
いくつか使っていてもそれを具体的に表示する義務は無く、ひっくるめて「イーストフード」と表示しておけば良いのです。
ただし、食品添加物とは言っても安全性が確認されていてさまざまなものに利用されていますし、実際に使用されている量も「無害な量」と定められた量の100分の1を「一日許容摂取量」とし、さらにその何分の1の量が食品衛生法の「使用基準」となり、パン製造の際に使われるのはさらにその数パーセントの量となります。
でも、硫酸~とかリン酸~とかなんか名前嫌ですよね~、いっそのことスウィートカルシウムとかクランチーホイップアンモニウムとかにしてくれれば良かったんに(富山弁)。
で、個人的には、このイーストフードで気になる点があります。
このイーストフードを使うとともにビタミンCなどの酸化防止剤や酵素剤っていうのも一緒に使うんだそうです(なんでこれを一緒に使わねばならないかの記事や文献が見つかりません、酸化しやすくなっちゃうのかも)。
個々に安全性が確認されていてもその数種を一緒に使うことでなんか予想外のことって起こんないもんかと思います、イーストフードで数種を使ってさらに一緒に投入せねばならないものがある、化学反応ですか、なんかそういうやつ起こらないもんかと心配してしまいます。
なんか単に
「パンぎょうさん作ろうや~!!」
「もっとはよふくらまんもんかの~」
「イーストフード入れたらはよふくらむらしいで~」
「よっしゃそれ入れよ~」
「うっわ~、めっちゃはよふくらむやん~」
「やった!!ぎょうさんパン出来てきたど~」
ということではダメだと思います(なにそれ)。
口に入るものは、出来るだけ安心なものが良いですよね。
私みたいなおっちゃんは食品添加物入ってるもんをどんだけ食べてもまあそんな心配ってことはないですが(たまに口内炎出来る)、子供たちには出来る限り安心なものを食べさせたいですよね、子供たちは自分で食べるもんも選べないですから。
アンドブレッドのパンは、当然イーストフードは使っていません。
袋入りのパンでないので表示義務は無いですが、イーストフードを使っていないと公言します。
イーストフードを使うと小麦粉も節約出来るそうですが、そうなるとやっぱり小麦の風味もきっと落ちますよね、アンドブレッドのパンは小麦の風味がしっかりとあります、北海道産小麦100%というのも理由だと思います。
ふわふわの持続とか乾燥しやすいとか気になる点はあるかもしれませんが、小麦の風味たっぷりのパンはやっぱりおいしいです。
何より私の大きな自信となっているのは、うちの食パンを1歳の娘がバクバク食べてくれることです。
「もうダメ!食べすぎだよ!!」って言うぐらい食べてくれることです。
これからも安心なパンをご提供して参ります。
皆さま、お店に是非いらしてください。
長々となりました。
私も勉強になりました、日々のパン作りに追われ、なかなか調べ物も出来ないんですが勉強も必要ですね。
それでは、また。

