こんにちは。
色々なメディアでご紹介により、多くのお客様に来て頂いております。
ほんとにありがとうございますmm
アンドブレッドは一般的なパン屋さんと一風異なり、小さなオーブンを使っています。
その理由として、出来るだけ焼き立てのパンをご提供したい、という想いからそういうスタイルを取っています。小さなオーブンでこまめに何度も何度も焼いて焼き立てをお出ししています。一度に焼ける個数が少ないため欠品となることもございますが、次々にパンをお出ししますので何卒ご容赦頂きたく思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
さて。
今回はめずらしく(?)、真面目なパンに関わる表題です。
パンは生地を発酵させて膨らませて焼く、という工程です。
ちなみにこちらが発酵器、ホイロといいます。
温度と湿度を設定します、その日の状況により数値は変更しますが、だいたい32~34℃の75%ぐらいにしています。
8階建ての高級ステンレスマンションです。
そしてその発酵に使用する重要なものが「酵母」です。
「酵母」ってたまに耳にしますがよくわからないものではありませんか?
どういう物体なのか?、実態は?、ヤツは何もの?
コトバンクによりますと、「単細胞の生きている菌の塊」だそうです。
単細胞?
「この!単細胞が!!」の単細胞ですね。
そしてその単細胞は、
「蛋白質を多く含み,ビタミン,酵素類に富んでいるので,栄養価はきわめて高い」
んだそうです。
すばらしいやつです、この単細胞は。
そしてまた
「糖分をアルコールに変える微生物」
とも書かれています。
単細胞は、微生物であり栄養価が高く糖をアルコールに変える仕事をする。
単細胞、あなどれません。
そしてその糖をアルコールに変える時に炭酸ガスを放出します。
そうなんです、その炭酸ガスでパンを膨らませるのです。
つまりは生地の中に酵母と糖分を投入し炭酸ガスを出させて膨らませる。
これが「発酵」です。
アルコールは発生しますが蒸発します、ただし発酵させ過ぎるとアルコールが必要以上に出てしまいパンにそのアルコールのにおいが付いてしまいます、この状態になると過発酵といいます。
なので適度な頃合いを見て発酵をストップしてオーブンに投入し焼く必要があります。
まさに職人技です(そうでもない)。
その「酵母」にもビール酵母や清酒酵母、ぶどう酒酵母などもあり、その一つがパン酵母です。パンのために作られたパンのために厳選された「酵母」ということになるでしょうか。
そしてその「酵母」を英訳するとyeast「イースト」です。
アンドブレッドはパンのために厳選して作られた「パン酵母」すなわち「イースト」を使用しています。
「え?イースト使ってるの?」
ってたまになにかと混同されたような質問を受ける場合がございます。
確かにこの「イースト」って言葉を使うとややこしい場合があります。
この混同された勘違いされた質問の多くが「イースト」と「イーストフード」を同じもののように捉えていらっしゃることが多いです。
「イースト」と「イーストフード」は全く違うものなのです。
イーストは酵母、イーストフードは添加物なのです。
アンドブレッドのパン生地はパン酵母(イースト)を使用した無添加生地です、北海道産小麦100%の無添加生地です。
アンドブレッドは「イーストフード」を使っていません。
また今度、改めてこのややこしいヤツ、「イーストフード」のご説明をさせて頂きます。

