京都2日目は南座へ 千穐楽前日 夜の部へ


「心中天網島『河庄』」「忍夜恋曲者 将門」



南座さんの緞帳 龍村かな?


初めに隼人さんのご挨拶…ここはスマホOK

南座のキャラも一緒に

沢山撮ってSNSに上げてね!と今風…


「心中天網島 河庄」

上方歌舞伎で 仁左衛門さまや坂田藤十郎  

中村鴈治郎などが演じることが多いけれど 

今回は尾上右近が治兵衛 その兄の孫右衛門を

中村隼人と関東出身の役者が演じることに…

小春は中村壱太郎で上方の人

京大阪の皆さんは関東の人が上方言葉を話すと

違和感を感じるというけれど ムム 東京出身の

アンダンテも「?!」何だろう?

言葉は同じでもイントネーションかなぁ

猛烈に練習なさったのはよく分かりました

やはり上方の「夏祭」を演じた故 中村勘三郎

芝居が始まるまで猛烈に練習し 開幕してからも

生粋の大阪人に毎日チェックしてもらって

修正箇所があれば正していたそう

若い2人も頑張ってネ

とはいえ 超まったりした演目はちょっと苦手

やはり関東の人間だなぁと実感 

途中 寝落ちzzz あまり歌舞伎に興味のない娘は

しっかり観ていたようで魂が抜ける

学生時代に観た篠田正浩監督「心中天網島」が

大変 印象的で治兵衛は若き日の中村吉右衛門

小春と女房のおさんを岩下志麻という布陣

黒子が登場して大道具・小道具を設定するなど

歌舞伎と縁がなかった自分には衝撃的な作品

どうも いつも舞台が物足りなく感じるのは

その影響もあるかも


「忍夜恋曲者 将門」

滝夜叉姫  壱太郎  平維茂  中村隼人 

壱太郎 出ずっぱりで頑張っていました どちらも

大役ですから 大変だったと思います

滝夜叉姫は バァとしては玉三郎 菊之助 亀次郎の

イメージが強く 前者2人はホントに綺麗でかつ

凄みがあり  亀次郎は身体能力とサービス精神

それぞれが心に残る舞台だった

最終的には歌舞伎も個人の好み…

役者が好みかそうでないか?が大きな要素かも

時に好みと関係なく「オ〜 凄い!」と感じる

こともあり…だけれどね


歌舞伎「三月大歌舞伎」昼の部 千穐楽

珍しく雨模様


雀右衛門さんの十三回忌追善興行


歌舞伎を見始めた2001年「春暁鏡獅子」を

観られたのは 幸いでした

舞台に立つとオーラが✨虹

「寺子屋」

武部源蔵  愛之助    松王丸  菊之助という配役

どちらの役者もどちらの役を演じていく存在

仁左衛門 菊五郎から それぞれが受け継いで

いくのですね

女方は戸浪  新悟 千代  梅枝 でした

「傾城道成寺」

当代 雀右衛門が傾城清川 実は清姫の精

安珍 実は平維盛  尾上松緑 

導師に菊五郎さん登場 お元気そうで何より

「御浜御殿綱豊卿」

徳川綱豊卿  仁左衛門さま

富森助右衛門  松本幸四郎

新井勘解由  中村歌六…

これは今 最強の組み合わせかと思います音譜

品格を保ちつつ 女好きでユーモアも解しつつ

政のことも考えている殿役が仁左衛門さま

赤穂浪士の一人  吉良上野介を狙う助右衛門が

幸四郎  血気盛んながら義の心を全うしようと

綱豊卿と問答を重ねる…この役では喜怒哀楽の

全てを見せる役どころ

綱豊卿が信頼を寄せる学者 勘解由の歌六

1時間半に及ぶ舞台を笑いと緊迫感溢れる

台詞の応酬で魅せて観せる舞台だったウインク

ほら 結局  どんな役者が演じるかが舞台では

大きな比重を占めているってこと

アンダンテの場合は…かも ですが指差し

だって 若い頃ならいざ知らずこの歳になったら

舞台も映画もお金払って 好みじゃないものは

観たくないびっくりマーク 好きなものだけ観たいわけで昇天


四月は夜の部で仁左衛門・玉三郎コンビを

二作品の鑑賞予定

仁左衛門さまも今年80歳  いつもこれが最後に

なるかもと思いながら演じておられる筈

一度 闘病のため舞台を降板したことがおありで

舞台は一期一会と仰ってらした…