数年前に日本でも報じられた英国のニュース

素人の一主婦がリチャード3世の遺骨を発見!

シェークスピアの戯曲で悪名高い英国王

リチャード3世…容姿醜悪で奸計に長けた悪人

として描かれている

でも 人物像は後の支配者が都合の良いように

書き替えている…というのは洋の東西を問わず

同じらしい

明智光秀や石田三成が秀吉や徳川によって

殊更  謀反人や奸計を巡らした人物として

描かれた様に!

一主婦のフィリッパが遺骨を見つけた経緯を

描いた映画「ロスト・キング」

日本では世界史でちょっと習う程度で詳しくは

あまり知られていないと思うけれど 英国では

かなり有名な方のようで擁護派も沢山いるよう

本作にも「リカーディアン」の会員が登場し

彼女を支える様子が描かれる


作中にはフィリッパがリチャード3世と

対面するシーンが何度か登場する

その王は彼女が観た舞台でリチャードを演じた

役者だったのだけれど…

それでも彼女が遺骨を発見するプロセスでは

きっと こんなことがあったのだろうなぁと

思わせられました  彼女の頭の中では…ウインク

作中では レスター大学が「良いとこ取り」の

嫌な存在に描かれているけれど 実際は

どうだったのでしょう?

リチャード3世の名誉回復を目指すメンバーの

皆さんと実際のフィリッパ(中央の女性)

「ロスト・キング 500年越しの運命」

公式サイト

フィリッパ役のサリー・ホーキンスは 持病に

苦しみながら リチャードを追い求める主婦を

好演していたと思う…

役者としてアクの強い?スティーブ・クーガン

フィリッパの夫を演じると共に製作と脚本に

名前を見ることができる

そういえばベネディクト・カンバーバッチが

詩を朗読する…と作中で言われていましたが

彼はドラマ・シリーズ「ホロウ・クラウン」で

リチャード3世を演じたのでした


本日初日もう1本「コンフィデンシャル」と

全くテイストの違う2本 しっかり鑑賞しました