上演される機会の少ない「霊験亀山鉾」

前回観たのは2002年10月 国立劇場で やはり

片岡仁左衛門が主役など三役を演じていた

何と2回も観ていたよう!

今回はそれ以来20年振りとなります


四世鶴屋南北 作

片岡仁左衛門 監修  奈河彰輔  今井豊茂 補綴

通し狂言 霊験亀山鉾(れいげんかめやまほこ)
亀山の仇討
片岡仁左衛門一世一代にて相勤め申し候

一世一代相勤め…ということはこれが最後と

いうこと  今年79歳になろうという仁左衛門様

大病を克服なさったこともあり いつも これが

最後かも…という思いがおありなのだろう

「知盛」も昨年 渾身の最後の舞台を勤めれた

のは記憶に新しいところ


さて 本作の水右衛門ような色男でゾッとする

冷血漢を歌舞伎では「色悪」と呼ぶけれど

ということは 見目麗しくないと出来ない役で

「四谷怪談」伊右衛門や「かさね」の与右衛門

など…演じられる役者は限られます

仁左衛門様以外だと…幸四郎・團十郎あたり

でしょうか?芝翫はちょっと太ったしなぁ

勘九郎も出来そう?隼人君はちと若い?

そう この役って悪いだけでなく複雑な魅力が

ないと出来ないってことは 経験も必要なので

すね凝視


というわけで 国立劇場の筋書き読んで予習

しなくちゃ…です