今年4月に初訪問して7.9月 そして今回4回目は

師走4日にお邪魔しました


ようこその八寸〜人手楓の葉っぱを取ると

クリスマス仕様の可愛いお料理がラブ

白い雪は 凍らせた餅を削ったもの 

本物の雪片のよう雪の結晶下にはカリフラワーと

ブロッコリーが隠れています

紅白は林檎 鹿肉燻製が挟んであります

黒豆の枝豆を炮烙で炒ったもの

クワイ煎餅を花びらに栗と銀杏で模った山茶花

柚子釜の中には小さな賽の目の柿や小豆

兎に角 覚えきれない程の食材が隠れています


お凌ぎ〜餅米・むかご 山椒…(だったか?)

織部の蓋付き 下の茶托は楓柄


お椀〜三日月のお椀!蓑を着けた船頭さん

内側には船頭さんの漕ぐ舟…忍んで通うの図

甘い白味噌仕立て 野生のなめこ

緑はなんだったか驚き


焼き物〜鰆幽庵焼き 朴葉包み

葉っぱを開くと色彩豊か 黒米のトッピング

柚子をギュッと絞って 皮も食べてね…と

枯れ枝に翡翠の柄  隠れてますがあせる


お造り〜鯉  清らかな水で数ヶ月泳がせた鯉

自然薯・辛味大根・なずなやすずしろの花

鱗のカリカリ・煮凝り 全部混ぜてどうぞ!

お隣の「鯉は苦手」という女性も「美味しい!」

と召し上がってましたよだれ


蒸し物〜大正時代のお椀はとても繊細な線描

久雄氏曰く ルミナリエみたいでしゃろ?

蓋を取ると思わず「ワ〜綺麗!」と声が…

鬼おろしのカブラ 雲子豆腐・菊花・平茸

蕪蒸しをいただくと京都の冬をしみじみ〜


ここまでで第一幕 アルデンテのご飯と海苔


箸休め〜2年物の鯖熟鮓

キリストの荊の冠に模したのは大根の茎だそう

中に見える黒い実は「黄檗」で「陀羅尼助丸」

という薬の素  ほろ苦い 味でした

(陀羅尼助丸は奈良・吉野で売ってました!)

横から見ると…


焚き合わせ〜野菜の宝石箱

根菜を中心に大原で育ったお野菜がたっぷり

生麩とお味噌が きょうと〜です

堀川牛蒡・金時人参・海老芋・蕪…


焼き物〜琵琶湖のモロコと焼きカラスミ


そして久雄氏が大原で育てた鶏で「鶏すき」

大きな土鍋で仕立て 器によそっているところ

九条葱 たっぷり!

卵液を回しかけて…

供されました…アンダンテ寄る年波に逆らえず

こちらはパスしたので ご一緒したTさんのを

撮らせていただきました

手作り蒟蒻が絶品とのことで一つお相伴に

あずかりました 歯応えがあるのに柔らかで

味が染みて美味しゅうございました


蕪と杓子菜の煮浸し お手本の様なお味です


〆のご飯  めざし・香の物・小鉢二品

白和えとおからの炊いたの…


水菓子〜程よく熟した柿

人参の葉シャーベット 柿の枝に模したのは

チョコレートでしたウインク


例のコーヒー・蘇・金平糖


大原や美山で育った野菜や野にある物 ジビエを

数えきれない程使ったお料理の数々

和食の技を使った滋味豊かで目にも舌にも

美味しく優しい一皿一皿…季節ごとの器も

楽しみの一つです音譜 

今回もご馳走様でしたお願い  次回は2月です