吉右衛門さんを偲ぶ1回目はめでたく愉快な

お嬢さんと菊之助さんの婚約会見でした

う〜む  吉右衛門さんを初めて知ったのはいつ?

本格的に歌舞伎を見出したのは20年前なので

舞台でお目に掛かったのはそれ以降ってこと…

初見は忘れもしません  映画「心中天網島」

まだ 20才前後の女子にはショッキングな

お話でしたびっくり


監督  篠田正浩 共演  岩下志麻

ATG(アート シアター ギルド)の作品で

新宿のATGで友人と鑑賞…

映画好きのオモロい友人の一言

「岩下志麻は濡れ場が上手い!」は今でも

覚えております

歌舞伎の舞台を意識したモノクロで道具立ても

大道具のようなミニマム設定  

黒子も登場するなど斬新なスタイルでした


吉右衛門さん 20代半ばでしょうか?
歌舞伎役者でないと演じられないお役だった
と今になれば分かる気がします

原作は近松門左衛門  人形浄瑠璃の心中物…

歌舞伎でも上演される人気の演目

現代から見れば理不尽極まりない話だけれど 

遊女と客が周囲の善意&悪意  義理&人情から

がんじがらめになり 行き場を失っていく

人気の演目

二人が死に場所に向かう名残の橋づくしも

美しく描かれていたと記憶している


吉右衛門さんの鬼平とは全く違う若き日の

顔が見らる作品


I枚目の写真はATGのプログラム 中には

床本も収められていて長く保管していたのに

今年 リフォームの際に処分してしまったガーン

あ〜取っておけば良かった〜笑い泣き

手に取って眺めたかった〜えーん