ロードムービーでありバディものであり
音楽も楽しめる そして
1960年代のアメリカ南部の理不尽な状況も…
「グリーンブック」
無教養でガサツ 事を殴って解決しようとし
小狡さも持ち合わせるイタリア系白人と
洗練され 教養を身につけ才能ある音楽家の黒人
そんな二人がディープサウスに演奏旅行に出る
フライドチキンの逸話など笑えるエピソードと
シリアスな人種差別の問題が
ほぼ交互に展開する
そして 各地での演奏の様子
クラシックから出発しながら アレンジされ
チェロ・ベースとのトリオはジャズとも
何とも言えないけれど 心地よい音楽
しかしながら 黒人の集うレストランで
ショパンのエチュード「木枯らし」に次いで
黒人のバンドと演奏したジャズのノリは
やはり一番 楽しい
アカデミー主演男優賞を逃したとはいえ
ヴィゴ・モーテンセンは粗野と優しさを併せ持つ
トニーそのものに見えるし
見事 助演男優賞を手にしたマハーシャラ・アリは
佇まいも演奏シーンも上手いし巧い!
そして「ER」で看護師サムを演じていた
リンダ・カーデリーニの顔が見られたのも
嬉しかった!今回は夫から愛される役で良かった
当時の音楽もオリジナルも演奏もシーンも
楽しみクスッと笑い ホロッとして
「女王陛下のお気に入り」の後に
こちらを観て良かった
どちらも映画として面白かったけれど
後味が良いのは断然こちら
おっちゃんとまた観に行こうかな?
しばらく映画を一緒にみてなうなぁ…
ま 元々 一人が苦にならないし 隣を気にせず
観るのが好きなんだけれど