6月2日に、母が永眠しました。

明日はいよいよ火葬です。

お手紙を書こうとして、便箋を探していたら今日に限ってなかなか見つかりません。
いつも、母はカレンダーを何等分かに切った紙でお手紙をくれていたので、そういうことなら私も裏紙で書くぞ、と思いゴソゴソしていたら、『たすかる料理』に入れなかった原稿で、母について書いた部分が出てきました。

亡くなる前日に、ものすごい笑顔で抱きしめてきたので、あら?お母さん元気になったんだっけ???と一瞬分からなくなってしまいましたが、それは、夢の中のお話でした。次の日にと~ってもぐっすりスヤスヤした様子で永眠しました。

それ以来、パタリと私の夢には出てこなくなりました。早い。

そしたら、昨日、私のとても信頼する友人のキャサリンから連絡が来て、

もう、魂は神の元ね

よろしくね、って。私は、幸せです。
って言っているよと、言ってくれました。

私の夢枕に立たないで、友人の方に伝言をお願いしたみたいです。キャサリンの方が圧倒的に感度が良いからか、、、、。あらら。

それを聞いたスタッフは、お母さん早足ですね、と言いました。
本当に早足です。とても適切な表現。
気持ちの切り替えの早い母らしい迅速な行動です。

最期にお世話になった施設は、それはそれはスタッフの皆様が素晴らしく、幸せな時間を過ごすことが出来ました。
生前、迷惑をかけないでひっそり幕を閉じたいとしきりに言っていた母でしたが、
みんなに好かれて、みんなに囲まれて
実に賑やかで、母らしい、柔らかいお別れでした。
亡くなってからも、大好きなクラッシックのカセットテープ(!)をお部屋に朝から流してくれていて、これ、自動的に流れていたりして、、、ギャー!オバケだー!なんて思って、恐る恐る尋ねてみたら、担当のヘルパーさんが、

按田さん、今日も音楽聴きたい??って聴いたら、
うん!聴きたい!
っと言うので、流したんですよー、と。
当たり前のように、いつもと変わらぬことをしてくださって、あぁ、本当に母に敬意を払ってくださっているんだなー、ととても嬉しかったです。そして、これはすごいお仕事だなぁと感服しました。

母はとってもチャーミングな珍女性でした。
生まれ変わったら、世界を股にかける奔放な珍女性になってもらいたい!!
お母さん、本当にありがとうございます!