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Tの予測

主に地震に関する事を中心に記事を書いて行きます。
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本日、日本時間08時46分頃、チリ北部沿岸で巨大地震が発生した。

震源の深さ 20km

地震の規模を示すマグニチュードはM8.2

震源位置は内陸寄りで、逆断層の巨大地震です。



これだけ内陸寄りで発生している事から、甚大な被害を危惧したが、
現在入っている情報では5人が死亡、亡くなられた方には申し訳無いが、地震の規模の割にはそこまでの犠牲者はでていない模様です。都市部に近い地点で発生していない事が幸いだったようである。


発生の瞬間をとらえた映像を見ると、かなり長い時間激しい横揺れが続いていたことがうかがえる。



これまでに現れていた前兆から検証していきたいと思います。

NASA版TEC値の前兆から


これまでに太平洋広域に高密度TEC値の上昇が連日のように起きていましたが、これまでのTEC値の上昇は、この巨大地震を捉えていた可能性も伺えます。

しかし、これまでに1ヶ月近くもこの状況が続いている事もあり、これだけで済むとは思えない。それに、チリ沖の発震以降も高密度TEC値の前兆は継続中です。

電離層データからは


NICT南極観測点に設置されてある電離層データにも、前日に前兆が現れていました。

南極に設置されてある昭和基地観測点、ここのデータは南半球の前兆を捉える傾向が多い。


高度200km圏内、低層で観られる炎のようなノイズ、昨年2/6ソロモン諸島沖M8.0の時も現れていたが、紛れもなくM8クラスの前兆です。
観測さえしていれば予測は出来たかも知れないが、南極観測店点は設定も面倒な事もあるので、とりあえず日本じゃないからと事もあり、基本的には観ません。


太陽フレアの影響




3/29にX1.0の太陽フレアが発生した。太陽風の進路からは、方向的に地球圏に接触する感じであったが、これと言った太陽風の影響は観測されなかった。キルナやカナダの地磁気モニターからも-700nt程の振幅は無かった。




多少の振れはあるようではあったが、X級の振れからすると規模が小さすぎる。

それがトリガーとなったのかは不明であるが、歪みがかなりの臨界点まで達していた場合は、少量の大量風の影響でトリガーになる場合もある。

いずれにしろ、まだこれで済むような感じでは無いと思います。

電離層異常は継続している状況からも、国内は引き続き強い地震に警戒が必要です。

明朝にもこの地震による
20cm~1m程の津波が国内に到達します。そこまでの影響は無いとは思うが、沿岸付近の方は注意が必要です。

漁業関係には影響がでるかも知れません。